今年は2戦目が今出川ボウルになりました。同志社は昨年、DIV.IIに降格しましたが、今年の春は慶應大学を相手に21-24と善戦をしています。さて、京同釜は京大、同志社、どちらの大学が持って帰るでしょうか。
京同釜は京大アメフトの創部時には同志社大学からの防具などの貸与などがあり、同じ釜の飯を食った仲という意味で釜が贈られたことに由来しています。今の京同釜は2005年に復元されたものですが、毎年、両校の友情の証として、定期戦で勝利したほうが持って帰ることになっています。
(写真は以前撮影したものです)
(前半)
京大リターンで試合開始。リターナー#20佐藤君が大きくゲイン。そして京大2プレー目の攻撃はロングパス。しかしパスが相手ディフェンダーが体勢を崩しながらうまくキャッチし、インターセプト。いきなりターンオーバーです。その後、お互い攻めあぐね、パントを繰り返します。前半残り5分くらいで同志社大は京大陣35ヤード付近まで攻めてきます。もう少し行けばFG圏内になります。ここでLB#58中野君のQBサック。大きくロスさせました。相手をパントに追い込みました。RB#20佐藤君がビッグゲイン。90ヤードくらい走ったでしょうか。あと1ヤードくらいでTDという素晴らしいランでした。さらにTDを狙いますが、ダイブした時にRBからボールが離れてしまい、相手がリカバーしてタッチバックに。絶好のチャンスでしたが得点することができませんでした。
京大、残り時間わずかで4thダウンになり、ギャンブルに行きます。成功しましたが、攻撃が続きません。ここはP#5黒田君がナイスパント。相手陣10ヤードに押し込めます。同志社は無理をせずニーダウンで時間を流します。前半はお互いにミスや反則であまりいいところがありませんでした。
(後半)
後半はK#35丸山君のキックで始まります。相手リターナーに#7山本君がナイスタックル。DL#92草野君も狙いすましたようなQBサック。その前のプレーでオフサイドの反則をしましたが、それを取り返します。相手パントで攻撃権放棄。RB#20佐藤君がゴリゴリ進めますが、ここも攻撃続かずにパント。お互いもう何度目かわからないくらいパントを繰り返していますが、この時のパントが相手に当たってしまい、そのボールを京大が確保。すなわち相手陣深くで攻撃権を得ました。これはラッキーです。3Q残り4分32秒。佐藤君のランの後、WR#83山田君にパスが決まり、残り10ヤード。ここでRB#20 佐藤君がTDラン。ようやく得点が入りました。PATも決まり、7-0。
京大ディフェンスは動きがよかったです。相手オプションプレーをしっかり見極めています。またもLB#58中野君のサック。昨年も3回生ながらOL#77町野君とともにベスト11に選ばれています。別名フィジカルモンスター。
試合終了まで残り時間6分8秒。同志社は4thダウンショートでギャンブルを選択。ここでDB#44山口君もナイスプレー。ブリッツでしょうか。ゲインを許しませんでした。攻守交替です。倒れながらも腕を伸ばして相手を止めた気迫のプレー。このファイトがオフェンスに乗り移りました。今日、大活躍している佐藤君が相手を5人くらい引きずりながら5ヤードくらい前に進みます。このプレーに観客席からも大きなどよめきが聞こえます。現在Xリーグを代表する京大OB髙木君のような粘っこいセカンドエフォートです。2011年の最終戦の関大戦で、髙木君が相手選手を何人も引きずってゲインしてTDを奪ったシーンを思い出します。
続いてRB#29石井君が京産大戦に引き続き2試合連続でタッチダウンを奪いました。背番号だけでなく、入山君とよく似た動きですので、思わず入山君が走っているのではと錯覚を起こしそうでした(ゴメンナサイ、石井君です)。PATも成功し、14-0と突き放します。4thダウンギャンブルを止めたことがこの得点につながっていると思います。
同志社の攻撃、またしても4thダウンになり、試合時間も少ないので、ここもギャンブル。成功させます。この勢いで同志社大学も進んでTDを奪いました。残り時間1分33秒。当然オンサイドキックを狙います。10ヤードを越えるとフリーになるので攻撃選手もボールを取ることができますので、成功すれば攻撃権を得ることができますが、ハイリスクハイリターンのプレーです。同志社は得点を取るために当然狙います。観客が注目する中、ボールが大きく跳ねて、京大選手が確保しました。
昨年のTOKYO BOWLでも、京大は相手をかく乱させるオンサイドキックを蹴っています。ただし、選手がボールより先に出てしまったというオフサイドの反則で失敗しましたが。
https://www.youtube.com/watch?v=yFsfXY9kIpU
残り時間1分34秒で京大は攻撃権を獲得しています。ここはもう一本欲しいところです。前には進みましたが4thダウンになりました。ここはFGを狙います。ボールオンが32ヤードなので49ヤードのFGアテンプト。しかし、スナップされたボールがこぼれて蹴ることができずに攻守交替。残り時間1分2秒。ここは京大は攻撃的なディフェンスで相手を後退させます。さらに4thダウンロングの時に相手はフォルススタートの反則。さらに罰退します。ギャンブルは当然失敗します。残り時間32秒で再び京大が攻撃権を得ました。相手陣34ヤードからの攻撃。残り時間2秒で京大は最後のタイムアウトを取り、再びFGを狙います、しかしキックをブロックされて不成功。試合終了です。京同釜は今年も京大が持って帰りました。
まだ春なのでチームが出来上がっていないところがあるかもしれませんが、両チーム ミスが目立ちました。京大は1本差で勝ちましたが、大いに反省して、次戦の双青戦(東大戦)に備えてください。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 0 | 7 |
7 |
14 |
同志社大学 |
0 |
0 |
0 |
7 |
7 |
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今日のアナウンスは西君
アシスタントは小谷君
わかりやすいルール解説はいつも好評です。
コイントスはリトルギャングスターズとリトルワイルドローバーがお手伝い
京大最初の攻撃でパスをインターセプトされました。
DL#92キャプテン草野君の気迫あふれるQBサック
2回生DL#90栁原君(豊中アメフト)、3回生LB#40秦君(市立西宮アメフト)、今日はスタメンでした。
佐藤君が90ヤード近く走ります。TDまであと1ヤードほどのビッグプレー。
ダイブでTDかと見えましたが、ここでボールがこぼれてエンドゾーンに転がります。
これを相手選手が反応良く確保し、タッチバックに。
ディフェンスの集まり
LB#58中野君、DB#14須田君、DB#44山口君
今日は出番の多かったパンター#5黒田君。
うまくボールをコントロールして
ゴール前まで押し戻します。
3Q、ようやく得点が入ります。
RB#20佐藤君のTDラン。
4Q、RB#29石井君のTDラン。
写真のページ(PW)に連写があります。
京同釜は今年も京大のものになりました。
(アメフトライブ)
http://amefootlive.jp/gangsters/3058
(写真)
(過去の今出川ボウル観戦記)
2017年(写真のみ) 2016年、2015年、2014年、2013年、2012年
(メンバー表)
(スタッツ)
(2018/4 /30 )