2018年10月19日 関西学院大学戦（西京極）

2018年10月19日関西学院大学戦（西京極）

　金曜日夜の試合です。交通機関の乱れにより、会場には着いたのは1Qが半分くらい過ぎた頃でした。

（前半）

　京大陣深くで関学の攻撃。ここはDL#94吉越君が相手を止めて4thダウンに。関学はFGで先制します。1Qが終わって0-3。

　2Qでも京大ディフェンスは頑張り、相手にTDを許しません。京大の攻撃は、QBに#8鳥居君、#18土田君（3回生）、#16中畑君（1回生）が出てきます。RB#20佐藤君、#17植木君のランとともに、QBが自らキープするプレーも見られます。時計を早く進める作戦でしょうか。関学は前半残り3分40秒で少し長いFGを決めて0-6とします。続く関学のキックで#20佐藤君がリターン。#15近藤君にボールを渡すふりをして、そこから加速しようとしますが、関学も佐藤君を警戒しており、止められてしまいます。

　ここからRB#17植木君が連続でボールキャリーし大きくゲインします。QB#16中畑君から#17植木君へのハンドオフ。高槻アメフトは指導者不足で高校と中学が一緒に練習をしていますが、高槻高校で活躍していた植木君は当時高槻中学だった中畑君にとって憧れの先輩だったと思います。

　前半残り時間少なくなってからの京大の攻撃。4thダウンになりギャンブル成功。残り時間45秒。さらに攻撃を続けます。残り4秒でタイムアウト。ここは長い距離のFGを狙います。先週、NFLでも63ヤードのFGが成功しています。K#35丸山君が蹴ろうとしたところで関学がタイムアウト。集中を切らす作戦です。さらにもう一度関学はタイムアウトを取ります。関学は一人リターナーを置きます。ボールはゴールまで届かず、関学はリターンするも止められて前半終了。　関学をFG2本に留めて、0-6で折り返します。ある意味、京大のペースで試合が進んでいると言えます。

（後半）

　京大レシーブで試合再開。#20佐藤君がナイスリターン。しかし攻撃続かず、P#5黒田君がパント。前回の試合と同様にナイスパント。相手陣10ヤードくらいまで押し込みます。続く関学のドライブは順調に進み、関学はTDパスを投げます。DB#39富田君と相手WRのマッチアップ。相手の捕球を邪魔し、パスインタフェアーの反則を取られましたが得点を阻止します。さらに関学は上に浮かしたTDパスを投げますが、これも失敗。京大は相手のTDを許しません。FGで関学は3点追加して0-9。

　京大攻撃でQB#18土田君がキープで大きくゲイン。加速が素晴らしい。さらにRB#20佐藤君にスクリーンパスが決まってレッドゾーンに入ってきました。4Qになりサイドが変わって、ゴール前の攻防。3rdダウンコンバージョンで、RB#17植木君が中央突破。フレッシュが取れるかどうかの微妙なところ、メジャーが行われます。しかし、わずかに届かず4thダウン。当然ここはギャンブル。今度はRB#20佐藤君に託します。体を伸ばしてボールを前に出します。またもメジャーが行われ、今度はフレッシュを取りました。ゴール前です。ここでTDを取ることができれば、7-9となり、FGで逆転できる点差になります。しかし、関学の守りは堅く、ここからはなかなか前に進めません。結局、FGに。K#35丸山君が確実に決めて3-9。この点差でもTDを1回奪えば逆転可能です。

　試合終了まで、残り5分あまり、京大パントキックを関学ナイスリターン。ここから関学は怒涛の攻撃。パスも決まりゴール前まで。残り1ヤードくらい。関学はダイブを行いますがLB#58中野君がブロックします。まだグランドに膝がついていないので、体を回転させて、その横から手を伸ばしてボールをエンドゾーンに入れます。さすがです。両チームこの試合初めてのTD。これで2ポゼッション差。3-16。残り時間3分33秒。

　続く京大の攻撃、WR#89向井君にパスが通り、#20佐藤君にもパスが決まりフレッシュ。植木君もフレッシュ。リズムよい攻撃でしたが、WRがパスをが受けた後のランでファンブル。関学選手が掻き出したのでしょうか。ターンオーバーで一瞬にして攻守交替。京大は守り切れず残り時間11秒で、関学に2本目のTDを奪われます。まあ、これはディフェンスを攻めることはできません。最後の京大の攻撃。QB#8鳥居君からエンドゾーンにヘイルメリーパス（Hail Mary）が投げられます。別名「マリア様お願い」パスです。これを警戒して多くの関学選手がエンドゾーンに集まっていました。

　試合前は前節までの嫌な流れを心配していましたが、この試合ではそのようなことは微塵も見られませんでした。QBも3枚になり、土田君のRBやWRのような働きは相手をかく乱させたかもしれません。ランだけではなくパスに磨きがかかると面白くなってきます。とにかく残り試合は思い切ったプレーをすることです。応援しています。