2019年5月25日 同志社大学戦（宝ヶ池球技場）

2019年5月25日同志社大学戦（宝ヶ池球技場）

　5月ですが、初夏いや真夏を思わせる天気になりました（実際、ニュースでは猛暑日（35℃）になったところもありました）。コイントスにはリトルギャングスターズとリトルワイルドローバーのキッズたちも参加します。

　この暑さで、選手、スタッフ、応援の皆様も大変だったと思います。試合は京大が勝ちましたが、3-0と超ロースコアーのゲームになりました。

（前半）

　京大レシーブで試合開始。最初の攻撃はRB#17植木君のラン。5ヤードほど進みます。3rdダウンになり、植木君がフレッシュ獲得。元気な姿を見せてくれました。中学のころから活躍を見ていましたが、とうとう学生のラストイヤーになりました。秋の大活躍を期待します。

　京大は2回目の攻撃ドライブでRB#4杉本君による40ヤードくらいのロングゲイン。しかし4thダウンになりパント。K#7丸山君が蹴ったボールを相手リターナーが途中でファンブル。これを#75中西君が確保します。ターンオーバーで京大がいい位置からの攻撃。一方の同志社大も気合のタックルで京大をロスさせます。QBサックでさらにロス。4thダウンになりますが、キッキングチームが出てきません。結局ディレイオブゲームになり5ヤード罰退します。ようやくキッキングチームが出てきて、K#7丸山君がコントロールドパントを蹴ります。これが神業のパントになりました。ゴール前1ヤードくらいでしょうか。蹴りやすい場所にするため、わざとプレーを遅らせる反則にしたようです。

　同志社大はセットしてから攻撃するまで焦らします。暑さ対策で早く時計を回しながら相手の反則も誘おうという作戦でしょうか。しかし、京大はその誘いには引っかかりません。同志社大も地道にゲインを重ね、ようやくハーフライン付近まできますが、相手パスを京大DB#21小畑君がナイスパスカット。さらに同志社大QBはボールを浮かせたパスを投げますが、キャッチするもアウトオブバウンズ。結局パントになりました。

　京大攻撃で、前半3回目のQBサックを受けます。QBがボールを持ちすぎなのか、OLによるパスプロテクションがもたないのか、相手のディフェンスが勝っているのか。暑さが影響しているのか。

　同志社大の攻撃時に京大のビッグプレーが出ます。QBが投げようとしているところにDB#1村井君が襲い掛かります。QBはボールをこぼしますが、それをLB#40秦君が確保。ターンオーバーです。またもいい位置から攻撃権を得ます。しかし、京大のランは中央突破しようとするも、ことごとく止められてしまいます。オフェンスラインがしっかりと走路を開けることができていないのでしょうか。いろいろ課題も見えてきました。

　残り時間わずかでの同志社大の攻撃は自陣深いところでしたので、勝負はせず、ニーダウンで時間を流して前半終了。結局、京大は相手のミスから何度かチャンスを得るものの、それを得点につなげることができませんでした。前半終わって0-0。なにかロースコアの試合模様になってきました。この暑さで写真を撮るのもクラクラきます。防具を身に着けている選手たちはもっと大変だったと思います。

（後半）

　京大攻撃時に同志社大はラフィングザパサーのパーソナルファウル。これは投げ終わった無防備になっているQBへの危険プレーとして15ヤードの罰則とオートマチック1stダウンの厳しいものになっています。しかし、ターンオーバーが発生して攻守交替になります。京大選手がファンブルしたボールを同志社大選手が取ったようです。京大はチャンスをものに出来ない状況が続いています。

　相手攻撃の時にLB#1村井君がQBにプレッシャーをかけ、投げ損ねたボールをまたもLB#40秦君がボールをキャッチしリターンします。さらにRB#4杉本君がゲインします。しかし、4thダウンになって、ここはK#7丸山君が出てきます。約45ヤードのFGアテンプト。ボールはきれいな放物線を描いてFG成功。写真（PW）には大空に舞い上がるボールをとらえていますので見てください。

これでようやく両チーム初得点が入りました。3-0です。

　4Q残り2分を切って、同志社大は京大陣深くで4thダウン。ここはギャンブルです。ギャンブル成功でさらにエンドゾーンが近づきます。残り時間1分を切って同志社大はTDまであと少し。残り時間45秒で4thダウンに。ここは同志社大はタイムアウトを取って攻撃を確認します。この息詰まる状況で、パスではなくQBキープを選択しましたが、QBがスリップしてしまい、なんともあっけない幕切れ。ターンオーバーになって、京大も一度は攻撃しますが、あとは時間を流して3-0で勝利。京同釜は今年も京大が持って帰りました。

　とても暑い中のゲームでしたので集中するのも大変だったと思いますが、ディフェンスが持ってきたチャンスを攻撃にうまく生かすことができませんでした。パスもまだまだ課題が出てきました。春の公式戦はこれで終わりになります。あと3か月後にはいよいよ秋シーズンが始まります。課題をしっかり克服してさらに成長してください。