2019年11月10日 神戸大戦（万博記念競技場）

2019年11月10日神戸大戦（万博記念競技場）

　いよいよ長尾組の最終戦になりました。対戦相手は神戸大学。国立大学同士の意地のぶつかり合いになります。昨年は悔しい負け方をしましたので、今年はそのリベンジを期待しています。

（前半）

　神戸大のキックで試合が始まります。京大はタッチバックにして自陣25ヤードからの攻撃。注目の最初のプレーはやはり植木君のラン。3ヤードほどゲインします。続いてQB#16中畑君のキープ。しかし3&アウトに終わりパントで攻撃権を放棄しますがボールがサイドラインを割って大きくリターンできません。神戸大学のQBは是澤君。前節はQBとして出場していませんでしたが、この試合は元気に復帰しています。最も警戒しないといけない選手かもしれません。是澤君、RB#36西田君のランで京大陣深くまで入ってきます。さらにパスが決まります。このプレーで京大DBの選手のターゲッティングの反則を取られてしまいました。勢いあまってなので仕方がありませんが、ゴールまでの半分の距離を進み、反則した選手は資格没収（退場）になりユニホームを脱がなければなりません。

　京大ピンチですが、ここで相手パスをDB#25富田君が起死回生のインターセプト。相手に得点を許しませんでした。京大攻撃、QB#16中畑君からのパスをキャッチ後、ファンブルが発生し、ターンオーバー。再び攻撃権は神戸大に移ります。神戸大は反則が続き大きく罰退し、4thダウン9の場面でギャンブルを選択。ここでパスが成功？いや不成功だったようです。

　しかし、京大の攻撃も続きません。3ドライブ目の攻撃ですが一度も1stダウンを取ることができません。京大パントを神戸大がナイスリターン。このままズルズルと進まれます。

　2Q開始。3rdダウンインチ。神戸大は短い距離なのでQBが持って入るQBスニーク。これを京大ディフェンスが阻止します。フレッシュを許さず4thダウンになり、相手のFGで留めました。0-3。

　次の京大のドライブ、中畑君から植木君へのショベルパス等でフレッシュを取り、ようやく相手陣まで入ってきました。しかし反則が続き、京大はパントに。ここでK#12川勝君がナイスパント。相手陣2ヤード付近まで押し込みました。セイフティも狙える位置です。そしてエンドゾーン内で止めた！と思いましたが、ギリギリで免れています。次はパスで神戸大は厳しいところを脱します。京大DL#95中薗君のQBサックでロスさせるも、その後、是澤君の個人技で大きくゲインします。しかし、京大のビッグプレー！DL#96松村君がQBに襲いかかり、その勢いでボールを後方に転がります。それをDL#5中川君が確保。なかなか京大はオフェンスで相手陣深くに入ることができませんでしたが、ディフェンスが思わぬ形でチャンスを呼び込みます。この期待に応えてほしかったところですが、パスがインターセプトされ、目まぐるしくターンオーバーが繰り返されます。TDに至らなくてもFG圏内だったので得点が取れなかったことは悔やまれます。モメンタムを呼び込むことはできませんでした。神戸大RB#36西田君が弾丸のように走ります。先ほどインターセプトしたDB#増田君とともに高槻アメフト出身です。中畑君や植木君のかつてのチームメイトも今はライバルです。意地がぶつかり合います。

（後半）

　神戸大レシーブで後半が始まります。このドライブはラン、パスを混ぜ実に10ヤード圏内まで入ってきました。京大ディフェンスはなんとか踏ん張ります。TDを許さず、ここでもFGに留めます。神戸大、実に8分をかけたドライブでした。これで0-6。まだTD1本で逆転できる点差です。

　続く京大の攻撃はQB#16中畑君が自らボールを持ち、何度も何度もランで突っ込みます。これで20ヤードは進んだでしょうか。怪我だけはしないでほしいところです。

　最終Qになりました。まだまだ逆転は可能です。神戸大は京大陣深くレッドゾーンまで入ってきました。ここでも京大ディフェンスはTDを許さず、三度目のFGで0-9。残り6分弱。TD1本では追いつきません。

　QB#16中畑君からWR#33若林君にパスが決まり相手陣まで入ってきました。そして中畑君から植木君にショベルパス。連続でフレッシュ獲得。WR#15近藤君に連続でパスが決まります。もう少しでTDというところ。あと1ヤードです。ここでRB#43植木君がボールを持ち込んで待望のTD！植木君が飛びあがって喜んでいます。PATも決まり7-9。FGで逆転できる点差になりました。

　相手リターンを#25富田君がナイスタックル。さあ、ここはしっかり守ってくれ！

しかし、相手RB#27の選手が独走してTDを奪われてしましました。7-16と2ポゼッションにリードを拡げられてしまいます。残り時間2分40秒。しかし果敢に投げたパスを相手にインターセプトされてしまいました。最後は神戸大、ニーダウンで時間を流します。昨年に引き続き、神戸大に負けてしまいました。

　これで今シーズンの最終ゲームが終わりました。悔しい思いもありますが、チーム力としてこれが精いっぱいだったのかもしれません。負けて学ぶこともあると思います。4回生の皆さんは4年間お疲れさまでした。3回生以下の皆さんは来シーズンに向けてさらに成長していってください。