コロナウィルスの蔓延がやや落ち着いてきました。2019年以来、延期になっていました双青戦が3年ぶりに京都で開催されました。(東京・京都で交互に開催され、前回の2019年は調布市のアミノバイタルフィールドで試合が行われました。)
双青戦の名前の由来ですが、2009年度に東大-京大の約30競技の定期戦が統合され、大会の名称は交互に入れ替わる主管側の大学名を前に付ける形で、京都大学東京大学総合対校戦(09年度)、 東京大学京都大学総合対校戦(10年度)と呼ばれていましたが、「長すぎる」「毎年変わり分かりにくい」などの指摘あり、双青戦に統一されました。「双青」は東大のスクールカラーが淡青、京大が濃青にちなん だものです。なお、両大学のスクールカラーの由来も1920年のボート部の対校戦にあるということです。
これまでの対戦成績は京大47勝13敗1引き分けですが、2010年からの10年では京大9勝3敗になります。(京大の敗戦は2016年と2015年)
2013年のパンフレットをスキャナーで取り込んでいます。
(前半)
東大がコイントスに勝ちましたが後半チョイスしましたので、京大のレシーブで試合が始まります。
自陣25ヤード付近からRB#3中野君のランで攻撃が始まります。気持ちよく攻めていきます。相手陣に入ってからQB#17泉君の個人技によるランでゴール前まで。東大も警戒はしていると思いますが、泉君の体幹が素晴らしく、相手を振り切ります。ゴール前でエースRBの#3中野君がダイブしますが、東大ディフェンスは止めます。中野君のダイブプレーが連続します。今度はTD!! レフリーの両手が挙がります。PATも成功し7点を先制しました。本当に気持ちの良い6分間のドライブでした。
2Qになり京大はミスが続きます。2回連続でフォルススタートの反則の後、ファンブルが発生し、攻守交替。東大は4thダウンになるもギャンブルを成功させてフレッシュ更新。レッドゾーンまで入り、パスでTDを狙うも成功せず。最後はQBランでTD。これで7-7の振り出しに。ミスが失点につながったといえるかもしれません。落ち着いていきましょう。
東大のキックで試合が再開しますが、オフサイドの反則です。勢いが余ってボールよりも先に出てしまったようです。5ヤード罰退して蹴り直し。京大#22平原君がナイスリターン。4thダウンになり、ギャンブルかなと思いましたが#17泉君がパントキック。QBが蹴りますので混乱してしまいます。キックしたボールはエンドゾーンに入りましたのでタッチバックになりましたが、コントロールドキックでボールをギリギリで止めれば面白かったかもしれません。
前半残り1分少々になって京大の攻撃、RB#22平原君が走ります。残り時間45秒で30ヤード。もう少しいけばFGレンジ。ここで京大が投げたパスを東大ディフェンスが手を伸ばしてブロックし、軌道が変わって東大選手が確保してインターセプトしターンオーバー。しかし時間が足りず前半終了。
QB#17泉君がゴール前まで運びます。
最初のTDはRB#3中野君のダイブプレーで
京大ディフェンスの気迫あふれるプレー
東大QB#19曽原君がTDを奪い、同点にします。
RB#22平原君の走り
京大のパスを東大DL#91竹村君が手を伸ばしてチップし、そのボールを東大選手がキャッチしてインターセプト
(後半)
後半は京大のキックで始まります。後ろは大文字山(如意ヶ嶽)
東大#33佐藤君の力強いリターン
京大#6松延君が相手ファンブルボールを掬い上げ攻守交替
またもQB#17泉君が個人技を魅せます。
WR#87鈴木志郎君にTDパスが決まります。
RB#22平原君のナイスランでゴール前5ヤードまで
RB#3中野君の2本目のTD!
体を回転させながらダイブしました。
(京大の名RB、高木稜君が2012年秋季リーグ同志社戦で空中を背面飛びのように舞ってTDしたシーンが思い出されます。)
PATのユニット
SN#7小島君、H#87鈴木志郎君、K#12沢田君
京大DL#96青井君が相手ファンブルしたボールを確保します。ターンオーバー。
QB#17泉君は相手プレッシャーを潜り抜け
WR#88吉田君にパス
QBキープでTD(#17泉君)
それまでの中野君のTDプレーの残像が効きました。
QB#7小島君から
WR#8宮下君にTDパス。いったんお手玉するも
しっかり確保してTD
相手パスインターフェアの反則にも動じません。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
7 | 0 | 7 |
20 |
34 |
東京大学 |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
これで対戦成績は京大45勝13敗1引き分けになりました。なお、次戦の神戸大学戦は管理人は所用で観戦に行くことができません。観戦記はありませんのでご容赦ください。
(試合後の集合写真)
東大生、京大生がこれほど集まるのも見事な光景です。
ランダムに向かうエントロピーの法則に反しますが、もしかすると集積する秩序によって安定化し、よりピュアになる結晶化とも云えるかもしれません。(訳がわからないですね。独り言です。)
(アメフトライブ by RTV)
https://watch.amefootlive.jp/player/25465/stream?assetType=episodes&playlist_id=11
(写真)
(メンバー表)
(スタッツ)
(過去の対戦の様子)
2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年
(アメフトライブのハイライト動画)
(2022/5/15 )