2025年4月20日 今出川ボウル(農G)

 さあ、2015年の幕開けのゲームである今出川ボウル。曇りでしたが少し汗ばむ陽気となりました。京同釜は10年以上も京大が持って帰っていましたが、昨年は同志社大に敗れて同志社側に移りました。ぜひ奪還してもらいたかったところですが、結果は0-17となり願いは叶いませんでした。


(前半)

 新キャプテンは中村琢磨君。リトギャンの子供たちがコイントスに加わります。

 京大のレシーブで始まります。最初のプレーはパスですが相手のパスカットで不成功。このドライブは結局3&アウトでパント。QB#18浦田君はパンターも兼ねています。#25仲北君がナイスタックルでリターンを許しません。同志社大は1回フレッシュを取りますが京大のディフェンスも頑張りパントに追いやります。これがナイスパントになりました。

 京大の攻撃、QB#18浦田君からWR#2廣田君にロングパスが決まります。RB#3前川君のランで5ヤードほどゲイン。50ヤード付近まで来ました。TE#89植野君にスクリーンパスが通り、3rdダウン1。いや1もないです。ここはランプレーでフレッシュを取りたかったところですが足りずに4thダウン。またもパントで攻撃権放棄。エンドゾーンに入りましたのでタッチバックになります。同志社大も4thダウンでパント。春の試合ということもあるかもしれませんがパント合戦の様相。京大QB#18浦田君のキープで4ヤードほど進みます。さらにショベルパスで京大も初めてのフレッシュを取ります。

 2Q、京大の攻撃でファンブル発生。スナップが合わなかったのでしょうか。攻守交代となります。同志社大はレッドゾーンまで入ってきます。京大DL#96宮本君がQBサックで10ヤード近くロスさせます。これがなければTDに至っていたかもしれません。結局、同志社大はFGを成功させて0-3と先制します。

 京大の攻撃に期待しましたが、ダウン更新するもののパントでまたも攻撃権放棄。なかなか相手陣深くに入れません。前半終了2分前に2minutesタイムアウトが取られます。同志社大は京大陣深くまで来ています。ここは粘ってほしいところですが、ランでゴリゴリ押してきます。同志社大は前半残り1分を切ってTD。京大は相手のランを止められませんでした。PATも決まり7点を追加して0-10とリードを広げられてしまいました。


(後半)

  前半の京大はあまりいいところがありませんでした。後半は京大のキックでゲームが再開されます。同志社大の攻撃、DL#1岩田君の炎のタックル。少しロスさせたでしょうか。ディフェンスは気合が入っています。パントも京大のプレッシャーに押されミスキック気味です。さあ、京大の攻撃、QBには2回生#17平岡君が入っています。WR#2廣田君にパスが決まります。モメンタムがようやく京大に傾いてきたのかなと思ったのも束の間、パスしたボールが弾かれてそれを同志社大がインターセプト。一瞬にしてターンオーバーです。これは仕方がないです。しかし同志社大も攻撃続かずパント。ちょうど太陽が目に入る角度です。ボールキャッチは難しいかもしれません。QB#17平岡君からWR#2廣田君にパスが決まり15ヤードほどゲイン。ショベルパスを使います。さあ、これからという時に同志社大のインターセプトリターンTD。これはさすがに凹みましたが、これがゲームの醍醐味なので仕方がありません。こういう時こそ気持ちの切り替えが大事です。PATも決まり0-173Q残り43秒。

 同志社大のキックで再開、リターナーの#2廣田君がナイスリターン。しかし、京大は攻撃が続きません。というか相手陣深くに入ることもできません。京大はパントで攻撃権放棄。京大のパスインターフェアの反則で同志社大はオートマチック1stダウンを得ます。

 最終Q、同志社大はランでゴリゴリ攻めてきます。京大陣20ヤード付近で4thダウンになりましたので同志社大はFGを狙います。ここは不成功で京大は自陣20ヤードからの攻撃開始。QB#18浦田君はショベルパスを投げようとしますが、同志社大の選手の動きが速くQBサックを受けて大きくロス。スクリーンパスが成功しましたが、先ほどのロスが効いてフレッシュには至りません。京大のOLもこれからというところもあるかもしれません(主に3回生で構成されていますので、試合経験が大事)。パスプロがもたずにQBサックを受けてしまいます。ここも4thダウンになりパント。

 京大#53石田君のQBサックで相手を10ヤードほどロスさせます。同志社大は4ダウンになりギャンブルに来るようです。京大はタイムアウトを取ってディフェンスのプレーを確認します。残り1ヤードくらいでしたがDB#25仲北君がナイスタックルでギャンブルを阻止しました。攻守交替で京大の攻撃。WR#84中村耕太郎君にパスが決まり、さらにWR#2廣田君にもパスが決まります。フレッシュです。そして2minutes。その後、パス失敗で4thダウン。ギャンブルも失敗で攻守交替。同志社大はランで時間を使っています。しかし試合終了まで1分を切ってから同志社大にファンブルが発生して、再び京大の攻撃(正確には残り35秒)。一矢報いてほしいところです。エンドゾーンまでは遠いです。ここでQBサックを受けてしまいました。時計を止めないと! パス失敗で時計が止まりました。残り13秒。TE#89植野君にパスが決まり外に出て時計が止まります。残り6秒。QBからヘイルメリーパスが投げられます。高校時代バスケットで鍛えたWR#2廣田君がジャンプしてボールをキャッチしますが、アウトオブバウンズでTDならず。ゲームセットで0-17。今年も敗れて京同釜は奪還することはできませんでした。

 今日の反省点はいろいろあると思います。とにかく相手陣深くまで攻める機会はなく、野球でいえば3塁ベースを踏ませてもらえなかったという感じでしょうか。しかし、京大の場合、成長曲線が急でこれからを大いに期待しています。 


 以前、農Gで撮った京同釜の写真です。 京同釜の由来は何度も書いていますが、昨年記載したものを再度掲載します。「京大アメフトの創部時には同志社大学からの防具などの貸与などがあり、同じ釜の飯を食った仲という意味で、米軍京都軍政部長のシェフィールド少佐(ギャングスターズ創部時のジョン・ピンカーマン監督の上司)より昭和22年(1947年)に釜が贈られました。その後所在が不明になり、OBOG会により2005年に復刻されましたが、毎年、両校の友情の証として、定期戦で勝利したほうが持って帰ることになっています。


 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 0

0

0

0

同志社大学

0

10

7

0

17

 

(スタッツ) 

 ギャングHPにリンク

 

(メンバー表)

  京大メンバー表(スターティングメンバー)

  京大メンバー表(ロースター) 

 

 

(過去の今出川ボウルの様子

 

   今出川ボウル過去の記録

          京大 関大

2024年(農G) 7-21 (観戦記ではなく感想)

2023年(宝ヶ池) 20-19(1点差で勝利)

2022年(宝ヶ池) 17-14

2021年(宝ヶ池) 21-10

2020年 中止

2019年(宝ヶ池) 3-0

2018年(農G) 14-7

2017年(農G) 20-0

2017年(農G) 20-0

2016年(農G) 49-30

2015年(農G) 6-6(引き分け)

2014年(農G) 20-14

2013年(農G) 24-24(引き分け)

    ↑ 西暦の上をクリックするとその年の観戦記が出ています。 

 

  (2025.4.20アップ) 

  

<管理人作業用>  PWは更新されています。(たぶん予想通り)