今回は宝ヶ池球技場ではなく農Gで14:00キックオフです。昨年は14-20で負け、今年も13-21で負けましたので対戦成績は京大47勝13敗1引き分けになります。2010年以降では京大8勝4敗になります。(京大の敗戦は2024年、2023年、2016年、2015年)
双青戦は東大との定期戦として京都と東京で交互に開催されています。名前の由来ですが、2009年度に東大-京大の約30競技の定期戦が統合され、大会の名称は交互に入れ替わる主管側の大学名を前に付ける形で、京都大学東京大学総合対校戦(09年度)、 東京大学京都大学総合対校戦(10年度)と呼ばれていましたが、「長すぎる」「毎年変わり分かりにくい」などの指摘あり、双青戦に統一されました。「双青」は東大のスクールカラーが淡青、京大が濃青にちなん だものです。なお、両大学のスクールカラーの由来も1920年のボート部の対校戦にあるということです。
文武両道ですね
文系と理系、それぞれで相談に乗ってもらえます
キャプテン、上田君
バイスキャプテン、中部君
(前半)
コイントスの結果、京大がレシーブです。東大のキックは直接サイドラインを割りました。蹴り直しはせず京大は自陣35ヤードからの攻撃開始。最初のプレーはRB#23小林君の7ヤードのラン。次はRB#43柳川君が中央を突破し大きくゲインし相手陣に。そしてWR#4宮川君にパスが決まり、たった3プレーでレッドゾーンまで来ました。さらにRB#29赤田君が約5ヤードのゲイン。一気にTDを奪ってもらいたいところです。しかし、東大も必死で粘ります。3rdダウン残り4ヤード。ここはWR#2廣田君にパスが決まってフレッシュ。まさに京大オフェンスと東大ディフェンスが意地のぶつかり合いです。東大#19の選手がドンピシャで止めました。RB#23小林君のパワープレーで中央を突き、なんとかボールをエンドゾーンに入れました。京大の先制TDです。今日は応援団がいませんが、場内に新生の息吹が流れます。PATも決まり7-0。
K#41沢田君のキックはエンドゾーンまで入りタッチバックになります。したがって東大は25ヤードから攻撃開始。東大の1stプレー、ディレイの反則で5ヤード下がります。QBキープで約10ヤードゲインしましたが、先ほどの罰退が痛いところです。京大ディフェンスDL#97前田君、ナイスタックル!結局、東大はパントで攻撃権を放棄します。
京大の第2ドライブも一気に攻めて欲しいところでしたが4thダウンになってパント。あまり陣地を回復させることができませんでした。東大はハーフラインあたりからの攻撃開始でしたが、ここも京大のディフェンスがよく、東大を4thダウンに追いやります。ナイスパントで京大の第3ドライブは自陣7ヤード付近から。京大はホールディングの反則。10ヤード下がるとエンドゾーンに入るのでハーフディスタンス下がります。
クオータータイム。ここでパンドラが流れます。(本来は応援団が演奏します)
RB#29赤田君、フレッシュを取りました。WR#2廣田君にパスが決まり、ランアフターキャッチも素晴らしく、さらにゲイン。RB#23小林君のラン、WR#2廣田君へのパス、そしてWR#4宮川君へのパスでフレッシュ。相手陣まで入ってきました。このドライブもリズムが良さそうです。しかし、東大のディフェンスもエンジンがかかってきました。京大はパントで攻撃権を放棄し陣地を奥に追いやります。
この時に東大のリターナーは凄かったです。受けてから走るというのではなく、スピードに乗っている時にキャッチしてその勢いで進んでいきます。キャッチする時の反発係数も計算済みなのかもしれません。東大QBは#17の選手になっていますが、キープで大きくゲインします。パスを投げます。レフティです。パスが決まりフレッシュまで1ヤード。この後、ゴリゴリ押されていきます。オプションプレーは京大DB#31三瓶君が止めましたが東大はレッドゾーンまで攻め込んできています。ゴール前の攻防。今度は東大オフェンス対京大ディフェンス。しかし東大はフォルススタートの反則で5ヤード下がります。残り時間2分を切っています。さらに東大はイリーガルモーションの反則が取られます。セットした時に1人の選手はモーションが許されますが(WRがQBの横をチョロチョロするアレ、フォルススタートと何が違うか最初はわからなかった人もいるはず)、それにはルールがあり、それが守られなかったということでしょうか。東大は5ヤード下げられてしまいます。しかしひるみません。結局、QBキープでTD。前半残り44秒。PATも決まり7-7で前半を折り返します。
東大キッカー、#41大嶋君のキックオフで第66回双青戦の試合開始
RB#23小林君のラン
RB#43柳川君のランで相手陣に
京大は最初のドライブでTD
RB#23小林君がエンドゾーンにボールを入れます。
PATも決まり7-0と先制
K#4宮川君
H#86森君
相手オプションプレーを東大応援席前で止めるDB#31三瓶君
京大ディフェンスの必死の守り
しかし、前半終了44秒前に相手のQBキープでTDを奪われてしまいました。
(後半)
後半は京大のキックで試合が再開されます。エンドゾーンギリギリでレシーブし、外に出てしまったようです。リターンする気満々だったのでしょうが、勢い余ってという感じです。東大は自陣2ヤード付近からの攻撃。ここは京大にとってセイフティも狙えます位置です。東大は厳しいところでしたがピッチを受けて駆け上がり、危険地帯から逃れます。さらに東大のこのドライブは順調に進み、京大陣深くまで来ました。素早いプレー、パワープレー等で東大はゴリゴリ進みます。さらにラテラルパス(横パス)からWRが大きくゲインします。気が付くとエンドゾーンまであと少し。またも両校のバチバチの闘いです。最後はパワーで東大が押しきってTD。PATも成功し、東大に7点が追加され7-14と逆転されてしまいました。東大の8分以上を費やした、この98ヤードのドライブはお見事でした。
QB#16前橋君からWR#85上田君にロングパスが決まります。残りは約11ヤード。RB#43柳川君が残り3ヤードまで。ここは絶対にTDが欲しいところ。柳川君がフレッシュを取って残り1ヤード。ここで京大のタイムアウトが取られます。次のプレーに入れずディレイになりかけたので時計を止めるためです。少しもったいない。RB#23小林君が中央を突きTD。オフェンスラインもよく頑張りました。ここで東大側のオフサイドの反則がありましたが京大はディクラインし、TD成立。PATは残念ながら外れて13-14と同点には追いつけませんでした。
最終Qになりました。東大のオフェンスはランを中心に順調にゲインを重ねます。そして久しぶりにパスが決まり京大陣に(この試合、東大攻撃はほとんどがラン)。当然フレッシュです。京大ディフェンスは頑張って4thダウンにしパントに追いやりました。さあ、京大の攻撃ドライブ。自陣17ヤード付近からの攻撃開始。3rdダウン1。この3rdダウンコンバージョンは大事なところです。しかし、東大選手の強烈なタックルで取り切ることができませんでした。京大はパントで攻撃権放棄します。
再び東大の攻撃。試合終了まで残り時間5分42秒。またもQBキープで京大陣まで来ます。30ヤードは走ったのではないでしょうか。何か嫌な予感がしてきました。QBキープでまたもフレッシュ。東大のQBが替わってまたもQBキープで大きくゲインし、またしてもフレッシュ。エンドゾーンまで残り10ヤード切りました。えっ、ここでもQBキープ。残りインチ。さらにえっ^2(えっの2乗)、最後の仕上げもQBキープでTD。京大はそろそろ別の攻撃が来るのではと疑心暗鬼になっているところに裏の裏をかいた心理戦だったかもしれません。PATも決まり13-21とリードを広げられました。
京大に残された時間は1分27秒。自陣30ヤードからの攻撃開始。QB#16前橋君からWR#8杉浦君にロングパスが決まり相手陣41ヤードまで。杉浦君は試合前のオフェンスチームのハドルで皆を鼓舞しています。最後に京大の意地を見せたいところ。さらに東大はレイトヒットのパーソナルファウルを取られ、京大は15ヤード進んでオートマチック1stダウン。残り時間1分10秒。相手陣34ヤードからの攻撃。ここでパスを投げますが、少し長くなりました。ただ時計は止まります。おーん(誰かの真似)、ここで京大にホールディングの反則。今度は京大が10ヤード下がります。WR#2廣田君にパスが決まりましたがインバウンドで倒れましたので時計が回っています。時計を止めるためにチームタイムアウトを使いました。残り時間は55秒。TDを取って2点コンバージョンで同点にするプランが出来上がっているのでしょうか。TDパスが投げられますが失敗。次もパスですが、これはインターセプトされました。万事休すか。
結局、ニーダウンでゲームクロックを進められ東大の勝利。昨年に引き続き東大が双青戦を制しました。
東大のQB二人のキープを止められなかったのが全てではないでしょうか。京大は2回生も多いチームなので、これから経験値を上げれば、もっと強くなっていくと思います。
相手RBのTDを阻止しようと必死のLB#47柿原君とDB#12柏原君
しかし、ボールはエンドゾーンに(白線がゴールライン)
QB#16前橋君からWR#85上田君にロングパスが決まります。
エンドゾーンまではあと少し(しかも1stダウン)
なんとか押し込んでTD(ボールキャリーはRB#23小林君)
LB#54前更君
試合終了直前、インターセプトされ万事休す
最後はニーダウンで試合終了
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
7 | 0 | 6 |
0 |
13 |
東京大学 |
0 |
7 |
7 |
7 |
21 |
(過去の対戦の様子)
2022年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年
それより過去の対戦成績は2013年のパンフレット(←ここをクリック)をリンクしておきます。
(スタッツ)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(ロースター)
東大メンバー表(スターティングメンバー)
東大メンバー表(ロースター)
(2024.5.12アップ)
(rtv:アメフトライブハイライト)
(2024.5.13アップ)