尼崎ボウルも今回で第9回目になりました。記念すべき第1回目(2014)は京大が対戦相手でした。2回目以降、龍谷大、関大、近大、桃山学院大、近大(2回目)と続き、2021年は京大との2回目の対戦でしたがコロナのために2022年に延びました。昨年は大学ではなくアズワンブラックイーグルス、そして第9回目の今年は3度目の京大との対戦となりました。
なお、チャレンジャーズは今年からアサヒ飲料からSEKISUIにメインスポンサーが変更になっています。
(SEKISUIチャレンジャーズHP)
https://challengers-net.com/news324
旗手はDL#99山中君
ベストイレブンは一人ずつ登場
#1岩田君、#25仲北君、#58友井君、#31三瓶君、#47柿原君、#33宮出君、#18浦田君、#8杉浦君、#2廣田君、#43柳川君、#85上田君
(上記動画で見てください)
コイントスセレモニーが始まります。尼崎市の松本市長からのご挨拶があり、コイントスは尼崎信用金庫の作田理事長。関西リーグでプレーされた経験をお持ちのようです。そしてキックオフセレモニーはSEKISUI社長の加藤敬太さん。ギャングOBで現役時代はWRだったそうです。
松本尼崎市長のご挨拶
尼崎信用金庫、作田理事長のコイントス
SEKISUI松本社長のキックオフ
ナイスキック
(前半)
足元は雨で緩んでいます。怪我だけには気をつけてください。コイントスの結果、チャレンジャーズがレシーブ。したがってK#25仲北君のキックオフで試合が始まります。ここでナント、いきなりのキックオフリターンタッチダウンを奪われてしまいます。野球で例えれば試合開始直後の初球ホームランといったところでしょうか。雨の中、グランドの勝手知ったるチャレンジャーズの方が有利なのかもしれません。PATは失敗で6点どまり。続くチャレンジャーズのキックは高く蹴らないでゴロキック。ぬかるんでいるためキャッチミスを誘う作戦のようです。
京大は自陣33ヤード付近からのファーストドライブ。QBは#18浦田君。最初の攻撃はRB#43柳川君のランでフレッシュ獲得。44ヤード付近から再び1stダウン10。さらにQB#18浦田君のキープで大きくゲインし再びフレッシュ。相手陣深くレッドゾーンまで入ってきました。しかし、雨で滑ったかファンブルし10ヤードほどロスしました。結局4thダウンになりパント。ボールオンが25ヤード付近でしたので42ヤードのFGになりますが、ここは無理せずパント。
チャレンジャーズの攻撃ドライブはランとパスで着実に進んでTDにつなげました。しかし、またもPAT失敗で0-12になりました。さらにチャレンジャーズの猛攻は続きます。エンドゾーン近くでダイブ(というよりラインを飛び越えるジャンプ)によるTD。PATも成功でさらに0-19と点差は広がります。
京大の攻撃は自陣35ヤード付近から始まります。雨の影響でしょうか、スナップが乱れます。QBがボールを確保しますがロス。RB#43柳川君が中央突破を試み、どろんこになりながら4ヤードほど進みます。またもスナップが乱れます。どちらが取ったか?チャレンジャーズがボールを確保し攻守交替。人工芝とは違い天然芝では泥が混じる分、感覚が違うのかもしれません。(根拠はない推測です・・)
2Qになりました。チャレンジャーズの猛攻は止みません。京大ディフェンスはゴール前で粘っています。サイドラインから「パワー」という声が飛んでいます。選手にも届いているはずです。必死で守っていますが、最後はダイブでTDを奪われてしまいました。しかし、ディフェンスはよく頑張りました。
さあ、気持ちを入れ替えて攻撃に臨みましょう。京大は自陣25ヤードからの攻撃開始。WR#8杉浦君にパスが成功しフレッシュ。しかし攻撃続かずパント。パントはミスキックになります。これもきっと雨と風のせい。陣地を大きく戻すことができませんでした。相手パスをDB#12柏原君がナイスカット。その瞬間の写真は逃しましたが、この眼にはっきりと焼き付けました。今度はチャレンジャーズ側にファンブルが発生し、京大が確保してターンオーバー。#43柳川君、#29赤田君の2回生RBが4ヤード、3ヤードと進みます。ここでパスが投じられますが風に乗ったのでしょうか、オーバーになってしまいます。
前半残り40秒で京大はパントを蹴ります。このわずかな残り時間を使ってチャレンジャーズはTDを奪います。前半終わって0-33と厳しい状況になってきました。
セレモニーが終わって正式なキックオフ
#25仲北君が蹴り込みますが
キックオフリターンTDを奪われてしまいます。
相手のキックは転がしてきます。
リターナーは#29赤田君
QB#18浦田君のキーププレーで大きくゲイン
相手オフェンスラインの大きな壁
#68家馬選手(185cm、115kg)
#74早川選手(187cm、130kg)
#55國岡選手(180cm、110kg)
DL#99山中君の気迫のプレー
ゴール前、必死で守りますが
TDを奪われてしまいます。
さすが社会人、ド派手な演出で盛り上げます。
相手ゴロキックを今度は#3前川君がリターン
RB#29赤田君のラン
(OL#79吉川君がブロック)
RB#43柳川君のランを止める相手ディフェンダー
QB#18浦田君から
(パスプロテクションをしているのはOL#67栗崎君)
WR#8杉浦君にパスが成功
オフェンスラインが開けたホールをRB#43柳川君が走ります。
ハーフタイムは地元出身の歌手THUNDERさんや地元高校生のマーチングバンドで盛り上がりました。
(後半)
後半は京大がレシーブ。QBは#16前橋君です。しかし、いきなりターンオーバー。雨で滑りやすくなっているのでしょうか。雨が急に強くなり、風も出てきました。傘が風にあおられます。どろんこ試合の様相です。後半早々、チャレンジャーズはTD。PATも決まり合計40点になります。京大は攻撃が続きません。雨に交ってきまぐれに風が強く吹きます。パスも投げにくいのかもしれません。
京大はようやくゴール前まで攻めてきました。残り10ヤード。しかしTDには至らず、FGでようやく3点を返し3-40になりました。さらに相手攻撃時に京大DB#27山下君がインターセプト!! ターンオーバーで京大の攻撃になります。この雨の中、素晴らしい集中力です。FGの後、皆の動きがよくなってしました。相手をパントに追いやります。3Q残り2分から京大の攻撃。相手の反則もあり5ヤード進みます。WR#8杉浦君にパスが通ります。
最終Qになりました。京大はいい感じで攻めていたのですが、スクリーンパスがインターセプトされ、この試合、何度目かのターンオーバー。実にもったいないですがランだけでは攻撃が単調になりますので仕方がないところです。この相手のドライブもTDにつなげられてしまいました。得点差はさらに広がり3-47になりました。
チャレンジャーズ攻撃、あと少しでTDというところの攻防。京大ディフェンスは必死で頑張っています。4thダウンになりました。この場面でチャレンジャーズはギャンブルを選択。京大ディフェンスは意地をみせ、ここはギャンブル失敗に終わらせます。京大は自陣深いところからの攻撃になります。セイフティに気をつけないといけない場所です。パスが投じられましたが失敗。しかしイエローフラグが飛びます。(時として幸せの黄色いハンカチと呼びます。知らんけど。)パスインターフェアの反則で15ヤード進んでオートマチック1stダウン。この勢いでと思っていましたら、今度はパスをインターセプトされました。いや、その前に反則が発生していたようです。さらに15ヤード進んで1stダウン。WR#85上田君にパスが決まりました。インバウンドなのでタイムアウトを取って時計を止めます。残り時間は9秒です。もう1プレーもしくは2プレーです。パス失敗で残り2秒。エンドゾーンに遠く、ヘイルメリーパスにはなりません。最後のパスは成功するものの時間切れです。
3-47と厳しい結果になりました。しかし、2回生も多く、よい経験になったのではないでしょうか。泥んこになりながら最後まで集中していた選手たちに拍手を送りたいと思います。これでプレシーズンの試合は終わります。これから秋のレギュラーシーズンに向けてしっかり準備し、まずは初戦(近大戦?)に集中して、さらなる成長を期待しています。
ユニホームが泥んこになっています。
京大にファンブル発生
ボールはチャレンジャーズが確保し攻守交替
京大はFGで3点を返します。
K#33宮出君、H#20札埜君、SN#47柿原君
WR#8杉浦君にパスが決まります。
DB#47柿原君が相手WRを止めます。
今日、インターセプトしたDB#27山下君
(インターセプトの瞬間を逃したので、こちらの写真を)
QB#18浦田君のキーププレー
後半は是沢君がQBに入っていました。
(神戸大学時代はずいぶんやられました)
チャレンジャーズは4thダウンでギャンブルにきます。
京大は必死に守ってギャンブル失敗
(攻撃権は京大に移ります)
WR3人を左に配置します。
#2廣田君、#8杉浦君、#24山路君
WR#85上田君にパス成功
すぐさまタイムアウトを取って時計を止めます。(残り9秒)
しかし次のWR#85上田君へのパスはディフェンダー2人に囲まれて失敗(時計は2秒で止まります)
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 0 | 3 |
0 |
3 |
SEKISUI チャレンジャーズ |
19 |
14 |
7 |
7 |
47 |