引き続き観戦記は写真なしの文章のみとなります。早いもので今シーズンも第4節になりました。前節で大阪大学に勝ち、ようやく勢いに乗ってきた京大は桃山学院大学と対戦します。秋は2015年、2017年に対戦しています。これまでは圧倒していましたが、今日はどうでしょうか。
(前半)
京大、コイントスに勝ち、今回はレシーブを選びました。オンサイドケアと声がかかる中、ボールは大きく蹴り出されました。
リターナーは#85上田君。あれよあれよという間にビッグリターン。相手が追い付かなければキックオフリターンTDもあり得たかもしれません。
京大の最初の攻撃はイエローが飛んでいます。スナップ前の反則なのでフォルススタートかと思いましたが、ディフェンス側の桃山学院大のオフサイド(ボールのスナップ時にスクリメージラインを超えた)の反則で5ヤード進んで1stダウン。超ラッキー。
ここはぜひTDにつなげてほしかったところですが4thダウンになりFG。ボールオンが22ヤード付近なので17ヤードを足して39ヤードのアテンプト。これが逸れて得点ならず。攻守交替。なんかちょっと嫌な空気になってきました。
桃山学院大はフレッシュを取るものの、DL#90山中君のナイスタックル。雄たけびをあげています。
桃山学院大も京大と同じような距離で4thダウンになり、こちらはFGを成功させます。1Q残り5分。京大は追いかける展開となりました。
今日のオフェンスラインは何か苦戦しているようです。中央を突くランはことごとく止められている印象です。たしかに相手に大きい選手もいます。2Q、京大はQBサックを受けて大きくロスします。しかし、ロスが大きかったのでRB#23小林君が大きくゲインしましたがフレッシュに至らず、3rdダウン2の状況でまたも相手のオフサイドの反則、QBは手を叩いて合図を送りますが、タイミングをずらして相手を混乱させているのかもしれません。労せず1stダウンを得ました。
WR#2廣田君にTDパスが決まりました。本人も周りも大喜びです。きっと皆から愛されているキャラクターなのでしょう(勝手な想像ですが、あまりに皆喜んでいたので)。
PATも決まり、7-3と逆転しました。そして、ちょうどクオータータイムになりました。
2Qは京大のキックで再開されます。京大のTDでチームが活気づいてきました。相手パスをDB#25仲北君が長身を生かしてナイスパスカット。相手を4ダウンに追い込みました。しかし、京大も攻撃続かずパント。これが凄いパントになりました。パンターも兼ねている#18浦田君のキックはバウンドしてタッチバックになるかなと思いましたが、ゴール前2ヤード付近でボールがガメラのようにくるくる回って止まりました。桃山学院大は苦しいところからの攻撃になります。危険地帯を抜け出したい桃山学院大でしたが結局パント。パンターはエンドゾーンに居ますのでスナップミスは許されません。京大の攻撃、WR#2廣田君にパス。これがパスインターフェアの反則を誘い、京大は15ヤード進んでオートマチック1stダウン。チャンス到来です。前半残り6分50秒。ボールオン23ヤード。浦田君のQBキープでフレッシュ。昨年の泉君を見ているようです。エンドゾーンまであと4ヤード。そしてまたも浦田君のキープであと2ヤード。ここでRB#22平原君のワイルドキャット(RBがダイレクトスナップを受けて走り込む)。前節の大阪大学戦でも平原君のTDがありました。そしてすぐさまPATのHに。PATも決まり、笑顔でK#33宮出君とグータッチ。これで14-3とリードを広げました。前半残り3分14秒。
そして前半残りわずかになって京大は攻めます。残り11ヤード。もう1本欲しいところでしたが4ダウンになり、時計をうまく使ってタイムアウトを取ります。最後はFGを決めて3点を追加し前半終了。17-3としました。
(後半)
桃山学院大レシーブで試合が再開されます。大きく蹴り込みません。京大のラッシュも速く、キャッチした瞬間にタックルし相手にリターンを許しませんでした。
京大DB#31三瓶君、相手QBに襲い掛かり4thダウンに。まずは後半相手の最初のドライブを抑えました。
しかし、京大の攻撃も続かずパント。そしてまたも浦田君が素晴らしいパントを蹴ります。今度は止まるかなと思ったボールがバウンドし、エンドゾーンに向かって転がり、そしてエンドゾーン手前で止まりました。桃山学院大もパスも決めながら順調に攻めてきますが、DB#25仲北君が長い手足を活かしてまたもパスカット。相手をパントに追いやりました。
いよいよ最終Qになりました。京大は追加点を欲しいところですが、後半はまだ得点ができていません。3rdダウン1の状況で、QB#18浦田君のキープでフレッシュ。
QBに2回生#16前橋君が入ってきました。同じく2回生RB#43柳川君にハンドオフ。するすると抜け出して大きくゲインしました。もうちょっとで相手陣です。QB#18浦田君が戻ってきました。RB#23小林君がナイスラン。相手陣35ヤードまで来ました。このままこのドライブを完成してほしいと願っていましたが、ここでファンブル発生。QB浦田君が少し焦ったかもしれません。ターンオーバーになりました。嫌な流れです。残り時間8分27秒。ここで桃山学院大はフリーフリッカーのスペシャルプレー。ん?イエローフラグが飛んでいます。無資格レシーバーのダウンフィールド侵入の反則で今のプレーは取り消し。5ヤードの罰退で1stダウンやり直し。パスキャッチしていただけに相手はショックだったかもしれません。結局、桃山学院大はパントで攻撃権放棄。
さあ、京大の攻撃ドライブ。残り時間7分35秒。時間を使って攻撃してほしかったのですがあっさり攻撃が終わって、京大もパント。今度は若干ミスパント気味。桃山学院大は同じスペシャルプレーを仕掛けてきますが、今度は京大がパスカット。桃山学院大はパスを決め京大陣に入ってきます。ここで悪い流れを断ち切るビッグプレーが出ました。LB#53石田君が炎のインターセプト。
京大の攻撃ドライブ、3rdダウン1。ここはやはりQB浦田君のキープでフレッシュ獲得。しかも大きくゲイン。試合残り時価は3分を切っています。桃山学院大はタイムアウトを取って時計を止めます。
QB#18浦田君からRB#43柳川君にショベルパス。しかし不成功。これでも時計は止まります。京大は4thダウンになってパント。これもナイスパント。残り時間は2分少々。そして2minutesタイムアウトが取られます。桃山学院大は長いパスを投げますが、これをDB#21井村君がインターセプト!
これで勝利が近づきました。京大はリスクがあることはしません。ランで時間を費やします。桃山学院大は最後のタイムアウトを使いました。もう、時計を止める術はありません。RB#22平原君がフレッシュを取りました。これでほぼ勝利を手中におさめました。残り時間1分を切りました。QB#18浦田君は無理をしません。ニーダウンを2回繰り返してタイムオーバー。京大が17-3で勝利しました。
次からはいよいよ3強との戦いです。まずは10/13(日)に王子スタジアムで京関戦が行われます。11:30キックオフ、京大はバックスタンド側です。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
7 | 10 | 0 |
0 |
17 |
桃山学院大学 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
(スタッツ)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(ロースター)
(あすリートチャンネル:ハイライト動画)
(過去の対戦)
2017年の対戦の様子(その前は2015年に対戦し59-0で勝利しています。)
(2024.9.28アップ)
(雨太夫さんの動画)
(2024.10.1アップ)