万博記念競技場は秋晴れの爽やかな天気になりました。最終戦の相手は関西大学です。毎年のことですが、4回生の最後の試合になりますので寂しさも募ります。
(前半)
コイントスにキャプテン上田君、バイスキャプテン中部君が出てきます。この光景もこれで見納めかと思うと、しっかりと瞼に焼き付けておきたいと思います。
京大レシーブで試合が始まります。相手のキックはエンドゾーンに入りましたのでタッチバックになり、京大は25ヤードからの攻撃になります。今日はパスで始まりましたが、相手のラッシュも厳しく不成功。次はランですが2ヤードほど稼いだだけです。3rdダウンコンバージョンでしたがQBサックを受けて結局ロスしてパントで攻撃権放棄。関大攻撃でパスを投げましたが、これを京大がインターセプト!と思いきや、京大のオフサイドの反則(スナップ前にスクリメージラインを越えてしまった)で、5ヤード進んでフレッシュを取られてしまいました。このドライブで関大は47ヤードのFGを成功させ3点を先制します。
タッチバック後の京大攻撃、ここのあっさり終わってパント。しかし、このパントで関大にリターンタッチダウンを奪われてしまいました。1Q終わって0-10。
相手に攻め込まれて厳しい状況でしたが、DB#7阿部君がインターセプト!
しかし、関大も京大がキャッチミスで弾いたボールを取ってインターセプトリターンタッチダウン。反則があったようですがTDは認められています。
結局、2QでTD4本決められ(またもパントリターンTDがありました)、ナント前半で0-38と一方的にリードされてしまいました。
今日の京大はオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームともに何かリズムが悪いです。後半に期待しましょう。
(後半)
後半は関大がレシーブ。すなわち、京大のキックオフで試合が再開されます。
関大の後半最初のドライブは3&アウト。パントはタッチバックになり、京大は自陣20ヤードからの攻撃開始。RB#23小林君が5ヤードほどゲイン。次はQB#18浦田君からスクリーンパスが投げられましたが失敗。その次のプレーは浦田君がクルっと回転して横パス。キャッチしたWR#85上田君が相手をうまくかわしてフレッシュ。RB#48平原君が中央を抜けてフレッシュ。前半途中まで#22でしたがユニホームが破れたのでしょうか。ハーフウェイラインは目前です。WR#85上田君へのロングパスは失敗しましたが、次はRB#43柳川君から上田君のリバースプレーで大きくゲイン。当然、フレッシュです。最近のゲームで上田君のリバースプレーはよく決まっています。
4thダウンになり、京大はギャンブルです。QBキープですがわずかに届かず、攻守交替になります。
関大攻撃はRBが密集地帯を抜けて一気に走り込んでTD。0-45になりました。関大のキックオフで試合が再開されますが、リターナーの#85上田君がナイスリターン。ボールをキャッチしてから凄い加速です。自陣35ヤード付近からの攻撃になります。
数プレー後、WR#2廣田君にパスが決まりフレッシュ。ここでクオータータイム。
さあ、最終節、最終Qになりました。泣いても笑っても4回生にとっては最後になります。ボールオンは相手陣48ヤード付近。この場面、京大はどうするか。TDを狙うロングパスが投げられました。う〜ん、ちょっと長かったか。次はスクリーンパスですが、これはドンピシャで止められてしまいました。RB#48平原君がフレッシュまであと少しというところまでボールキャリーしますがダウン更新には至りません。4ダウン3。当然、ギャンブルです。京大はタイムアウトを取ってプレーを確認します。TE#89植野君へのスクリーンパス。相手タックルを吹っ飛ばしてギャンブルは成功です。
しかし、またも4thダウンになりました、ここはFGでまず3点。ボールオンが25ヤードなので17ヤード足して42ヤードになりますが、K#33宮出君が落ち着いて決めました。試合終了まで8分半。
京大はオンサイドキックでしょう。関大もそれに備えます。キッカーは#5澤君。あれ、オンサイドキックではなく大きく蹴りだされました。そして、関大のスピードランナーのリターナーにキックオフリターンタッチダウンを奪われ3-52になってしまいました。
残り時間8分ちょっとで京大の攻撃が始まります。自陣32ヤード付近。
QBキープですが2ヤードくらいのゲイン。次はWR#2廣田君へのパスですが、相手も集まるもよく、ラン・アフターキャッチはありません。QB#18浦田君のキープでフレッシュ。いいリズムできていると思いましたが、ここでQBサックを受けてしまいます。大きくロスしましたが、低い弾道のパスがWR#2廣田君に決まります。ただわずかにフレッシュには届いていません。3rdダウン1。RB#43柳川君が中央を突いてフレッシュ。相手陣40ヤード付近からの1stダウン。ここでWR#8杉浦君にロングパスが決まります。レッドゾーンまで来ました。
QB#18浦田君は浮かしたパスを投げましたが、WR#2廣田君が逆方向に戻りながらスライディングキャッチしました。エンドゾーンまで残り5ヤード。絶対にTDを取ってほしいところです。パスを2回失敗して3rdダウンになりました。そしてWR#85上田君にTDに投げられましたが、キャッチしたもののアウトオブバウンズだったようです。そして4thダウンになりました。もう勝負に行くしかありません。
QB#18浦田君は左に投げると見せかけて、右のTE#89植野君に体をひねって投げました。相手ディフェンダーは完全に振られて、植野君がフリーになっており、見事に決まりました。ようやくTDです。PATも決まり最終Qで10点を入れました。
今度こそはオンサイドキックと思います。今度のキッカーは仲北君です。
オンサイドキック成功です。いや、何か違うようです。10ヤードを越えていなかったのでイリーガルタッチになり関大の攻撃になります。
関大は京大陣44ヤード付近からの攻撃。関大にファンブルが発生したようです。ダウンが先かボールを落としたのが先か?
ボールデッドが先だったようです。関大の1stダウンがいったん告げられましたが、ここでビデオによるリプレー検証が行われ、それが翻ってターンオーバーとなり、京大の攻撃になりました。仲北君、いい反応です。
残り時間1分53秒。もう一本TDを取って欲しいところです。いや1本ではなく何本も。
自陣25ヤード付近からの攻撃。パスは不成功。次はWR#2廣田君にパスが決まり、これがフレッシュ。RB#43柳川君にショベルパス(下手投げパス)が決まり、フレッシュまであとインチの距離。TE#89植野君にスクリーンパスが決まり、その後のランが素晴らしく、一気にエンドゾーンまで駆け抜けました。植野君、今日2つ目のTDです。本当に素晴らしかったです。SN#47柿原君、H#48平原君、K#33宮出君のPATは安定しています。これで17-52となりました。
試合終了まで残り時間42秒。今度はオンサイドキックが成功するか?
残念ながら成功せず、関大の攻撃になりますが、ニーダウンで時間を流します。そして時計がゼロになり試合終了。
これで4回生は引退になります。涙をこらえながら応援席に挨拶する選手たちをみて、いつもながらジーンとくるものがあります。楽な学生生活ではなかったと思いますが、得られるものも多かったはずです。この宝物をこれからの糧として新たな人生を歩んでください。4年間、お疲れ様でした、そして皆さんから元気をたくさんもらい、本当にありがとうございました。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 0 | 0 |
17 |
17 |
関西大学 |
10 |
28 |
7 |
7 |
52 |
(スタッツ)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(ロースター)
(あすリートチャンネル:ハイライト動画)
(過去の対戦の様子)
京大 関大
2023年 10-34
2022年 14-42
2021年 14-35
2020年 16-24
2019年 7-38
2018年 30-21 京大勝利
2017年 13-10 京大勝利
2016年 20-24
2015年 3-40
2014年 12-14
2013年 10-24
2012年 14-26
2011年 44-20 京大勝利
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(2024.11.9アップ)