さあ、今シーズンの最終戦です。4回生も試合終了後にユニホームを脱ぐことになります。今日の試合はEXPOフラッシュフィールドではなく、万博記念競技場です。試合前に「新生の息吹」が場内にこだまします。
ギャングのTwitterに詳細なプレーが書いてありますので、今回はかなり省略して書かせてもらいます。
https://mobile.twitter.com/gangsters_kyoto
1Q
京大はコイントスに勝って後半チョイス。京大キックで試合開始。関大のナイスリターンです。関大、京大ともに最初のドライブはあっさりと終わり、続く関大の攻撃。
ここはロングパスもあり、関大が大きく攻め込んできます。そしてパスで危うくTDのところを止めましたが、ゴール前インチです。RB地村君がボールをエンドゾーンに運び込んでTD。さらに関大のTDか、というプレーがありましたが、反則で救われました。
2Q
前半終了まで3分半で京大が自陣40ヤード付近から攻撃権を得ます。WR#27向川君にロングパスが決まり、大きくゲイン。さらに植木君がゴール前5ヤードまで進みます。さらにゴール前3ヤードまで。ここで京大の陣形はスナッパーから縦に一列。観客席がどよめきましたが、すぐにショットガンの隊形に戻り、QB#19田中君からTE#88佐々木君にタッチダウンパス。この陽動作戦が見事に決まりました。
前半終わって7-7。
3Q
コイントスでチョイスした後半の攻撃。素晴らしいものでした。ランで押したかと思うと、またも向川君にロングパスが決まり、あれよあれよという間にゴール前まで来ました。最後はまたも佐々木君への短いパスで、相手ディフェンスを振り切ってエンドゾーンに倒れ込みました。佐々木君が主将としての意地を見せたTDです。応援席や応援団の熱い気持ちも後押ししました。滑川君のPATも決まり、京大がリードしました。
しかし、京大がリードを奪った直後の関大の攻撃。QBからバックトスされた選手がロングパスを投げます。このスペシャルプレーが見事に決まり、そのまま右サイドを駆け上がり、なんと1発でTD。これは関大のプレーを褒めましょう。これで14-14。
田中君がQBサックを受けてロスしますが、RB#29入山君へのスクリーンパスが決まり、スルスルと駆け上がります。1stダウンには少し届かないのですが4thダウンギャンブルに。ここで佐々木君がパワーで突破してフレッシュ獲得。
しかし、インターセプトで一瞬にして攻撃権が関大に移ります。モメンタムは関大の方に行ったのかもしれません。パスが決まり京大陣に入ってきます。そして、またまたスペシャルプレー。WRにパスを投げて後ろから走り込んできたRBにバックトスし、一気に駆け抜けてTDに。これは関学戦で小松原君と關根君が決めたプレーと同じものです。一瞬にして得点が入ってしまいました。
続く関大のキックは意表をつくオンサイドキックでこれが成功。これまでゴロのキックを蹴っていましたが、これの布石だったのかもしれません。
しかし、相手のTDパスをDB#11名智君がインターセプト。エンドゾーンの手前でしたので厳しいところからのスタートになります。西村監督は審判にエンドゾーン内ではないかと抗議しますが認めてもらえません。私の写真もエンドゾーンに見えますが、近くにいた審判が一番よくみているので(エンドゾーン内でのインターセプトはタッチバックになります)。
セイフティの危険性があるところだったので3rdダウンでQB田中君がパント。50ヤード付近まで戻します。
4Q
関大4thダウンになり、ギャンブル。関大もここが勝負どころと考えたのだと思います。ギャンブル成功で、その後ゴール前まで。しかし、京大は粘ります。ゴール前2ヤードで1stダウンを関大に取られますが、粘って粘ってゴールラインを割らせません。見事なディフェンスでした。4thダウンになりFG。成功して2ポゼッション差が開きます。これが結局勝負を決める得点になりました。
残り時間2分49秒で京大が攻撃権を得ます。WR#16植田君にパスが決まりフレッシュ獲得。時間が流れますのですぐにプレーをしないといけません。ここはパスパスで進めていきます。そして向川君に投げたTDパスが関大のパスインターフェアの反則を誘い、オートマチック1stダウン。レッドゾーンに入ってきました。しかしパス失敗が3回続き、4thダウンに。ここは当然ギャンブルです。WR#1河野君にパスが決まりギャンブル成功です。残り時間32秒でQB田中君はスパイクして時計を止めます。そして河野君にTDパス。見事に決まりました。そばで写真を撮りながら、ウルウルときてしまいました。京大のPATはキックではなく2点コンバージョンです。しかし相手に阻止されます。
さあ、ここでオンサイドキックです。成功すれば攻撃権を得ることができます。場内、固唾をのんでボールの行方を追いかけます。関大の選手が確保し、ニーダウンをして時間を流して試合終了。実に見ごたえがある試合でした。
4回生の最後の試合は素晴らしいものになりました。本当にありがとう。そしてお疲れさま。
ギャングで得たものは、かけがえのない宝として、皆のこれからの人生に輝き続けると思います。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 7 | 7 |
6 |
20 |
関西大学 |
7 |
0 |
14 |
3 |
24 |
↑スマホの方は画面を横向きにしてください。
さあ、最終戦です。
左から名智君、藤井君、山本君、佐々木君
WR#27向川君が後ろ向きになりながら
ナイスキャッチ
RB#24植木君の力強いラン。タックルされても前に進みます。
植木君は次のプレーでもゴール前まで3ヤードまでボールを持ち込みます。
そして最後はQB#19田中君からTE#88佐々木君に短いパスが決まりTD!
↑ 佐々木君がパスを受けてエンドゾーンに
チームメイトたちも大喜び
後半の最初のドライブも
佐々木君へのTDパス。
これでリードしたのですが・・・
関大の意表を突いたオンサイドが決まります。
名智君のインターセプト。
ここからはエンドゾーンで取ってるように見えるのですが・・・
田中君の3rdダウンパント
京大のディフェンス、ゴール前で守り切ってTDを許しません。
4Q時間が少なくなってからの攻撃。
QB#19田中君から
WR#16植田君にパスが決まり、1stダウン。
TOを使い切り、時間がないのでスパイクして時計を止めます。
そしてWR#1河野君にTDパスが決まります。
皆、大喜びです
注目のオンサイドキック
しかし、ラッキーバウンドにならず
相手に確保されて万事休す。
本当にいい試合でした。
4回生の皆さま、
お疲れさまでした。
(2016/11/21作成、11/22追加)