さあ、2016年の初戦です。今回からHP管理人は観客席ではなくフィールドで写真を撮ることにしましたので、こちらもデビュー戦ということになります。試合前の恒例の集団ランニングを間近で撮ろうと思っていましたが、今回はありませんでした。
いよいよ試合開始です。コイントスは佐々木君、山本君、藤井君、名智君
龍谷大学の2本目のTD後の2点コンバージョン。京大は完全に裏をかかれ、誰もいないところに龍谷大の藤本君が走り込みます。ブロックも秀逸。(相手の素晴らしいプレーでした)
WR#10玉木君にパスが決まります。
中央突破をするRB#28宮路君
ゴール前、京大のダイブプレーに備える龍谷大学のディフェンス。
DLが低い姿勢で構えます。
京大RB#22關根君がダイブで飛び込みます。息詰まる攻防。
しかし、止められてしまいます。この後、京大の反則で5ヤード下がって
今度は走り込んで追撃の狼煙をあげる關根君のTD。
前半終了直前の最終プレー。QB#19田中君からRB#28宮路君にラテラルパス(横パス)。
相手選手の手がかかるも、倒れ込みながら
TD!
時間はなくなっています。
PATが与えられ同点になりました。
キッカーは滑川君、ホルダーは尾崎君。
昨年のスペシャルチームと同様に春から安定しています。
(後半)
龍谷大学が後半チョイスしたため京大キックで試合が再開されます。龍谷大学の攻撃は京大ディフェンスが頑張り、3&アウトで終わりました。前半最後のTDでモメンタムが京大に移ったようです。京大攻撃はWR#27向川君のゲインで大きく進みます。そして最後はRB#28宮路君が相手のタックルをスピンしてかわしてTD。完全にモメンタムは京大に来たのかと思ったのもつかの間、龍谷大学も踏ん張りTDで21-21の同点に追いつきました。
そして迎えた最終Q。これで勝負が決まります。京大が反則で罰退した後のロングパスを龍谷大学の選手がインターセプト。まあ、これはキャッチと同時に倒れ、リターンがなかったので気にする必要はありません(パントキックしたと思えばよいです)。
相手の交代違反(1名選手が多く、慌ててフィールドから出ていましたが間に合いませんでした)で5ヤード下がり、さらに名智君のブリッツ(DLの後ろの選手が攻撃側に突っ込むプレー)が素晴らしく、大きくロスさせました。セイフティの可能な場所まで下げました。結局、龍谷大学はパントで攻撃権を放棄しますが、京大のリターンもあり大きく陣地を回復することができませんでした。ここは京大、勝ち越しのチャンスです。向川君、宮路君の活躍でレッドゾーンまで入ってきますが、4thダウンになりFGを狙います。ボールオンが18ヤードですので、スナップの7ヤード、エンドゾーンの10ヤードを足して35ヤードのアテンプトになります。滑川君であれば楽勝の距離です。見事決めて24-21と京大が3点リードします。時間は5分以上あります。まだ安心できません。
キックオフ後の龍谷大学の攻撃、RB#9藤本君が大きくゲインします。さらにロングパスが決まり、京大陣に入ってきました。しかし、ここでナント、龍谷大学がファンブルし、そのボールをLB#58 中野君が拾い上げてリターンします。これで龍谷大学に傾いていたモメンタムを一気に引き戻したかに思えました。残り時間4分。ここからは時間をうまく消費しながらプレーすることが大事です。京大がオフサイドの反則をしてしまいましたが、龍谷大学はディクラインで罰退よりもダウンを選びました。これは龍谷大学の見えないファインプレーです。罰退して1stダウンを繰り返すと、結果的に京大に時間を与えてしまいます。結局、京大はダウンを消費しパントで攻撃権放棄。さらにこのキックがタッチバックになりました。またも時計が止まってしまいます。リターンをさせた方が時間が消費できたかもしれません。タッチバックなので20ヤードからの攻撃。龍谷大学はサイド方向にパスを投げます。これはパスを受けた選手がそのままサイドラインを出て時計を止めるためです。これを予想していたDB#5立花君が相手レシーバーにゲインを許さずフィールド内で倒しました。これが勝敗を決める大きなプレーになったと思っていましたが、ここで負傷者が出て時計が止まります。
さらに京大はラフィングザパサーの痛恨のパーソナルファウル。QBはパスを投げた後は無防備になるので当たってはいけないのですが、タイミング的には微妙だったと思います。これで龍谷大学は15ヤード前進してオートマチック1stダウン。見ている方は心臓バクバクです。
ここでさらに京大のパスインターフェアの反則。これもパーソナルファイルで15ヤード相手が進みます。残り時間1分を切って、龍谷大学はロングパスを決めます。さらにパスを左右に投げ時計を止めます。パス失敗でも時計が止まりますし、パスを受けて外に出ても時計が止まります。このシチュエーションではパスしかありません。龍谷大学はエンドゾーンにタッチダウンパスを投げますが京大も阻止します。その後、パスは成功せず、残り時間23秒で4thダウンになりました。龍谷大学は最後のタイムアウトを使ってプレーの確認です。両方の観客席も祈るような気持ちで見守っています。そして投げられたパスは見事に決まりました。PATも決まり24-28で逆転されました。
このように競ったゲームでの勝敗は時として運のようなものがあるのではないでしょうか。精一杯プレーした両チームの選手を讃えるべきだと思います。昨年、京大が大勝したことで慢心があったかどうかはわかりませんが、準備をしっかりして最後まであきらめない気落ちは龍谷大学の方が強かったのかもしれません。またタイムマネジメントの大切さをあらためて感じました。
まだ初戦です。これからどうにでも変えていけると信じています。
後半の宮路君のTD
相手にユニホームをつかまれますが
スピンさせて振りほどき、TDします
河野君の相手ディフェンダーとのマッチアップ
本日、大活躍したWR#27向川君
K#17滑川君が勝ち越しのFGを決める
LB#58中野君が相手ファンブルを拾いあげて大きくリターン
DB#5立花君のブリッツで相手攻撃を封じる
防戦一方の京大。残り時間わずかで龍谷大学4thダウンに
ここで相手QBはタッチダウンパスを投げ、それが成功します。
激闘でした。
一番疲れたのはチームの皆さんだと思います。
まだチャンスはあります。最後まで応援します。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 14 | 7 |
3 |
24 |
龍谷大学 |
14 |
0 |
7 |
7 |
28 |
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(2016年8月28日)