2017年11月4日 桃山学院大戦（EXPO FF）

2017年11月4日桃山学院大戦（EXPO FF）

（前半）

　桃山学院大（以下桃山）の攻撃で始まりますが、ディフェンスがゲインを許さず3&アウト。桃山のパントは陣地を大きく戻せません。京大の最初の攻撃はRB#29入山君のラン。7ヤードほどゲインします。さらにTE#85新澤君にパスが決まり1stダウン。WR#89向井君にもパスが決まりまたもフレッシュ。しかし攻撃続かずFGに。40ヤードのアテンプトでしたがK#23海士君が難なく決めます。ホルダーには#81小松原君が入っています。3-0で京大が1stシリーズで幸先よく得点を挙げました。

　しかし、1Qの京大の攻撃は続きません。京大P#30黒田君が6ヤードくらいのところにコントロールドパント。1Q終わって3-0。何かじれったい気分です。2Qに入っても桃山の攻撃が続きます。京大ディフェンスばかりの写真撮影が続きます。桃山はパスが決まり京大陣深くまで入りましたが4thダウンでFGトライ。ここで桃山はフォルススタート。5ヤード遠ざかります。これが幸いしたのかキックは外れましたが、今度は京大が痛恨の反則。パーソナルファウルで桃山が15ヤード進んでオートマチック1stダウン。こういう反則はいただけません。一気にピンチになります。ゴール前の攻防でなんとか京大はくい止めます。4thダウンになり今度は桃山がFGを決めます。これで3-3。前半残り5分33秒。

　イライラが募っていましたが、RB#29入山君が目の覚めるようなランで一気に50ヤード以上走って待望のTD! 　K#23海士君のPATも決まり10-3。新生のいぶきが鳴り響き、京大観客席も大盛り上がりです。さらに前半残り時間1分6秒で京大はハーフラインまで来ています。タイムアウトを取って攻撃の確認。さあ、どう攻める？　あれ、#20佐藤君がQBの位置に入るワイルドキャットフォーメーション。と思いきや、WRの位置にいた#19田中君へのリバースで、ここから大きく走り込んでいたWR#21原田君にロングパス。このスペシャルプレーが見事に決まりました。続くプレーもTE#88木野君にパスが決まりレッドゾーン（20ヤード圏内）に入ってきました。長身のTE#85新澤君にTDパスが決まりました。前半残り時間37秒でした。PATも決まり17-3。最後はDL#92草野君のQBサックで前半終了。

（後半）

　京大のリターナー#20佐藤君が素晴らしいランを魅せます。ハーフライン付近まで。しかし相手のパスラッシュが厳しく、QB#19田中君が投げたパスがインターセプトされます。相手攻撃をなんとか止めて、桃山のパント。これを受けた#14須田君がナイスリターン。相手陣まで入っていきます。2ヤードほど残して4thダウンになるもギャンブル。ここでRB#20佐藤君の素晴らしいランが出ます。一気にゴール前5ヤード付近まで持ち込みます。さらに入山君が2ヤードのところまで。続いてQB#19田中君のキーププレイで中央を突っ込んだと思いましたが、その前にダウンしたとの判断でゴール前1ヤードでの3rdダウン。オフェンスは中央に集まり、FBに#41芦野君と#47白井君、TBに#17植木君。ここはパワーとパワーの対決です。FBが露払いとして相手を押しのけた後にQB田中君からボールを受け取った植木君が宙を飛ぶダイブでTD!!

　桃山もようやく攻撃が機能してきます。フリーになったレシーバーにロングパスが決まり、ゴールに向かって走ります。DB#49磯野君が追いついてゴール前10ヤード付近でようやく止めます。そして桃山QBが投げたパスを両方の選手が捕りました。審判の競技の結果、同時キャッチということで桃山のTDが認められました。これで23-10。

　続くキックを#20佐藤君があわやリターンTDかという走りで一気に相手陣深くまで。それにしても速いこと速いこと。素晴らしい走りです。

　さあ、最終Qになりました。4thダウンショートでギャンブルです。QBに#6山本君が入ってきました。安定した力強いランでもう少しでTDというところまで。もちろんフレッシュ獲得です。WR#81小松原君にTDパスが決まりました。TBの位置に植木君が居たので先ほどのダイブプレーの残像があったのかもしれません。PATにいかずに2点コンバージョンを狙います。TE#88木野君にパスが決まり成功です。これで31-10になりました。

　その後、桃山も京大陣深くまで攻め込んできますが、パーソナルファイルで大きく罰退しました。結局4thダウンになりギャンブルに行きますが失敗します。攻守交替して京大の攻撃。1回生RB#27窪田君がいい走りをみせます。都立西のアメフト経験者です。そしてRB#17植木君が50ヤード以上走ってTDを奪います。中央を突破しますが、誰も止めることができません。2014年春の高校大阪大会、関西大会の7試合で20TDという驚異的な数字を挙げています（私の記録なので間違っていたらゴメンナサイ）。得点が入った時に流れる応援団の6回目の「新生のいぶき」が高らかと演奏されます。

　相手攻撃もDB#7山本菫君がインターセプトで断ち切ります。最後はQBに前節でTDを奪った1回生#91丸岡君が出てきます。今日は1回生も何人か出ていました。すでに紹介した選手以外にもDB#37岡崎君（高槻）、LB#57草深君（麻布）、WR#82清水君（麻布）、DB#99村井君（都立西）といった経験者が出ているのを確認出来ました。

　最初はどうなることかと思いましたが、最後は本領を発揮することができました。ただ、試合のスタッツを見ると、京大が苦戦したことがわかります。1stダウン数は桃山の方が多く、獲得ヤードもほとんど変わりません。攻撃時間は桃山の方が1.5倍ほど長く、写真を撮っていてもディフェンスばかりになっています。

　次はいよいよ最終戦。昨年、試合終了直前に逆転負けした甲南大学との対決です。今年は絶対に勝ってください。いや圧勝してください。