2017年5月27日 甲南大学戦（神戸王子スタジアム）

2017年5月27日甲南大学戦（神戸王子スタジアム）

新緑の六甲山が美しい神戸王子スタジアム。甲南大学には昨年の秋にここで痛い敗戦を喫しています。甲南大学はこの春に神戸大学、龍谷大学、日体大（関東学生リーグ1部TOP8）を破って勢いがあります。対する京大も負けはありません。さてどんなゲームになるか楽しみです。

（前半）

キャプテンの植村君、バイスキャプテンの深堀君とともにキッズが手をつないでコイントスに出てきます。甲南大がコイントスに勝ち、レシーブを選びました。そしてその最初の甲南の攻撃、なんと#1の選手にパスが投げられ一発TDを奪われてしまいます。昨年も苦しめられた甲南大QBにパスフェイクで揺さぶられてしまいました。試合が始まって20秒も経っていません。完全にデザインされていたプレーだったのでしょう。さあ、気持ちを入れ替えて頑張りましょう！

続く京大の攻撃ドライブ、RB#29入山君、QB#6山本君のキープ、WR#81小松原君へのパス、RB#20佐藤君のランなどでフレッシュを重ねていき、ゴール前まで。最後は佐藤君のランでTD。PATも決まり同点に追いつきました。

甲南大の攻撃も相手の反則やDL#94吉越君のQBサックなどでパントに追いやります。甲南大のナイスパント。RB#86藤井君がナイスランでフレッシュ獲得。ここで京大ファンブル。なんとかボールを確保しましたが大きくロス。続く攻撃は大きく浮かしたパスが投げられましたが、競り合いの中で甲南大がインターセプト。甲南大、いい位置からの攻撃になります。さらにパスが決まり、京大ピンチが続きます。

QTでエンドが変わりました。守り切って欲しかったところですが、相手#11の選手にTDパスが決まり、またも突き放されます。

京大の攻撃ドライブ、4^thダウンショートになり、ここでギャンブル選択。RB#20佐藤君が中央を突破し、ギャンブル成功！さらに相手陣レッドゾーンまで入っていきます。大事なところでQB#6山本君のキープで大きくゲインします。最後は真ん中に切れ込んできたWR#10清原君にTDパス。横っ飛びでよく捕りました。#23海士君のPATのキックも安定しています。同点に追いつきました。

その後、甲南大はFGを狙いますが、これは外れて助かりました。前半、残り時間が少なくなってからの京大攻撃、ここはパスを簡単に3回失敗して時間を残してしまいます。昨年秋の悪いパターンを思い出しますが、この大事な場面でDBにも入っている#23海士君が相手QBを投げ捨てたパスをサイドラインギリギリでインターセプト！！　残り時間45秒で京大に得点のチャンスが巡ってきます。最悪、FGも狙えるかもしれません。しかし、すぐさま甲南大もインターセプト返し。もったいない。

（後半）

京大の最初のドライブ、リズムよく進みますが、ハーフラインを越えたあたりで4thダウン。パントはP#30黒田君。チョコンと蹴ったボールはナイスパント。さらに相手の反則もあり、3ヤード付近からの窮屈なところからの甲南大の攻撃。結局、甲南大もパント。

さあ、京大の攻撃です。入山君、佐藤君のランで相手陣30ヤード付近まで。しかし相手ディフェンスに止められパント。またも黒田君がチョコンと蹴ります。今度はアンラッキーバウンドでボールが転がりません。

同点で迎えた最終Q。DL#94吉越君、LB#58中野君が攻撃的なディフェンスで相手をロスさせていきます。とても見ごたえのあるディフェンスでした。

京大の攻撃、3^rdダウンコンバージョンでQB#6山本君のキープ。大きくゲインします。入山君もナイスラン。フレッシュを取ります。しかし、30ヤード付近で4thダウンに。ここはFGを狙います。ボールオンが30ヤードですので、スナップ7ヤード、エンドラインからゴールまで10ヤードの計17ヤードを足して47ヤードのアテンプト。この長い距離をK#23海士君が見事に決めました。H#83山田君とがっちり握手します。

続く甲南大の攻撃も今日大活躍のDL#94吉越君が今日何度目かのQBサック。甲南大オフェンスのパスインターフェアの反則もあり、結局このドライブは３＆アウトに仕留めます。ディフェンスが生き生きしているようです。

残り時間4分37秒で自陣48ヤード付近からの京大の攻撃。もう一本欲しいところです。ここはランで時間を消費しながら攻撃していきます（時計が止まるのはアウトオブバウンズやパス失敗の時などです）。入山君に続いてQB山本君のキープ。今日はどれくらいランで稼いでいるでしょうか。残り時間約3分。堪りかねて甲南大は時計を止めるためにタイムアウトを続けて取ります。しかし、それを吹き飛ばすように佐藤君がランで1stダウンを取ります。レッドゾーンまで入ってきました。最後は入山君が右を駆け抜けてTD。残り時間1分02秒。PATも決まり27-17と相手を突き放します。

続く京大のキックは東大戦で最後にみせたオンサイドキック。今回も成功しませんでしたが、まあ実戦での経験を積みましょう。甲南大攻撃も京大DL#51辻君がQBサック！相手の4^thダウンギャンブルも辻君がまたもQBサックで攻守交替。残り時間9秒で京大は攻撃権を得ました。ここはヘイルメリーパスでも投げるかなと思ってカメラを構えていましたが、ランで試合終了。27-17。