宝ヶ池で試合があるのは久しぶりです。キックオフ時刻の15:00には雨はあがりましたが蒸し暑さは少し残っています。
(前半)
京大レシーブで試合開始。しかし、3&アウトであっさり攻撃権放棄。続く立命の攻撃は、ど肝を抜くロングパス。完全にフリーになったWR近江君にパスが決まり、たった1プレーで相手に得点が入りました。続く京大のドライブもフレッシュがとれず3&アウトでパント。
一方の立命の攻撃ですが、攻撃の手を緩めません。またもロングパスでTDに。これで1Q半分くらいで0-14と大きくリードされます。
ようやく京大もパスを中心にゲインを重ねます。TE#85新澤君、#11中辻君、WR#21原田君と連続でフレッシュ獲得。相手陣30ヤード近くまで攻めますが4thダウンになりました。ここでギャンブルに行きますが、選手の入れ替わりで混乱し、結局ディレイになりかけてタイムアウトを使ってしまう羽目になります(これが前半終了直前のプレーに影響します)。QBに#6山本君が入ってランでギャンブル成功。その後、WR#21原田君にパスが決まりレッドゾーンに入りますが、攻めきれずにFGトライに。K#23海士君が落ち着いて蹴って3点を入れます。これで3-14。
立命はまたもTD。京大ディフェンスは全く対応できない状態です。続く京大4回目のドライブでは、RB#17植木君にパスを投げます。高校時代から観ていましたが、あまりパスを受けていた印象はありません。QB#19田中君のスクランブル、次いでWR#21原田君へのパスが通り、フレッシュ獲得。ここでスペシャルプレーが出ます。スナップされたボールをRB#20佐藤君が受け、それをQB#6山本君にトス、それをモーションしてきた#19田中君にパス。このスペシャルプレーが見事に決まりました。これは2013年に京大が立命に勝った試合の時にも出したプレーで、その時はRB田嶋君→WR山本君→QB小原君とボールが移りました(2013年の観戦記にリンク、3Qのプレー)。
さらにQB#6山本君がゴール前まで。最後は山本君がQBキープで中央を走り抜けTD。ここはいいドライブでした。PATも決まり10-21。しかし、立命の次のドライブでも4本目となるTDで、10-28に。この後のキックで京大のビッグプレーが出ます。リターナーの#21原田君がエンドゾーン近くでボールを受けますが、スルスルと抜けて、なんとリターンTD。さすがです。これで京大観客席は大いに盛り上がりました。前半の残り時間も少なくなり17-28で折り返せばチャンスがあります。しかし、何ということでしょうか。続く立命の攻撃1stプレーでロングパスによる1発TD。たった数秒で簡単に取り返されました。一発TDを取られたのがいただけないところです。喜びが一瞬にして消え去りました。
前半最後の攻撃ドライブも、相手の反則(パスインターフェアやフェイスマスクなどのパーソナルファイル)で大きくゲインしましたが、結局、1Qに無駄にタイムアウトを使ってしまったので時計を止められず、QBサックも受けて時間切れ。せめてFGを蹴る場面に持ち込んで欲しかったところです。
(後半)
後半は立命の攻撃からですが、ここも防げずにTDに。立命の1回生RB#42の立川君を止めることができません。結局、この試合で彼一人で4TD奪われたことになります。後半は一方的なゲームになりましたので、観戦記はこれくらいにしておきましょう。おそらく、こんなボロ負けは近年なかったのではないかと思います。立命のすべての攻撃ドライブが得点につながっています(9TD、1FG)。
この調子でいけば、これからの試合も苦戦するかもしれません。ここでしっかり立て直して、次戦以降、相手を逆に圧倒してほしいと思います。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
3 | 14 | 0 |
0 |
17 |
立命館大学 |
14 |
21 |
14 |
17 |
66 |
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京都五山の送り火
妙
QB 田中君から
今年、RBからWRに転向した#21原田君にパスがヒットし、レッドゾーンに。
京大最初の得点はK#23海士君のフィールドゴール
QB#6 山本君のQBランで大きくゲイン
OJ#55岡田淳君のナイスブロック
スペシャルプレー
RB#20 佐藤君からトスされたボールを#6山本君からレシーバーに入っていた#19田中君にパス
見事に決まりました。
(2013年にも同じプレーがありました。田嶋君→山本君→小原君)
QB#6山本君がエンドゾーンを走り抜けます。(京大最初のTD)
リターナー#21原田君のリターンタッチダウン
独走します。
セレブレーションを受けます。
このリターンタッチダウンで、観客席も大喜び
立命館大1回生のRB#42立川君をなかなか止められません。
3回生WR#89向井君にパス
ファンブルしてしまいます
最後はニーダウンで試合終了
(2017/10/8作成)