2018年9月22日 神戸大学戦（EXPO F.F.）

2018年9月22日神戸大学戦（EXPO F.F.）

国立大学同士の対決。神戸大学は並々ならぬライバル心で向かってきます。

昨年はDiv.IIに陥落するも1年で這い上がってきました

これまで接戦も多く、2014年には痛い敗戦を喫しています。国立大学には珍しく、比較的高校経験者が多いのも特徴です。（六甲、市立西宮、清教学園、高槻、豊中、関一、箕面、東海等）

神戸大の2枚看板のQBは二人とも高校からの経験者です。

　　　　京大　神戸大

2016年　17　-　0

2015年　10　-　7

2014年　 0　 -　10

2013年　17　-　9

2012年　17　-　15

2011年　26　-　13

神戸大学は今シーズン、立命館大から2本の15点を取っています。決して侮れない相手と思っていましたが、まさかまさかの完敗でした。

（前半）

神戸大はコイントスに勝って後半チョイス。何かあるのかな？

京大最初のドライブはランを完全に読まれてフレッシュが取れず３＆アウト。神戸大はパントリターンで大きくゲイン。神戸大の攻撃を止められず、あれよあれよという間にエンドゾーンまで。京大主将草野君の高校チームメイトで高槻高の関西大会優勝を支えた一人であるRB西田祐希君が先制のTD。

京大の攻撃も反則などで続きません。京大パントで攻撃権放棄。神戸大はオプションプレーなど多彩な攻撃で京大ディフェンスを翻弄します。神戸大はかなり準備してきたことがうかがえます。神戸大は残り2ヤードくらいで4thダウンになりましたがギャンブルです。ここもフレッシュを取りました。勢いを止めることはできません。またも神戸大のTDです。あまりの出来事にメインスタンド側は静まりかえっています。

2Qに入ってようやく京大も相手陣に入ってきました。このドライブはRB#20佐藤君のTDで7点を返します。さらにLB#58中野君のインターセプトで大きなリターン。またも佐藤君のTD。モメンタムが変わったか？

しかし、京大キックを神戸大もナイスリターン。残り時間1分3秒。パスが決まり大きくゲイン。TDに至らず41ヤードのFGアテンプト。相手が蹴ろうとするタイミングで京大はタイムアウトを取ります。集中力を切らす作戦です。しかし、FGをきっちり決められます。どうしてもモメンタムを引き寄せることができません。前半終わって、まさかの14-17。

（後半）

後半は神戸大のレシーブ。この攻撃シリーズは前半と変わりパスも多用してきます。京大陣深くまで攻め込まれてきました。京大はなんとか守って神戸大はFGを狙います。ここは外して京大にとってはラッキー。攻守交替しますが、京大の攻撃続かずパントに。神戸大の攻撃ドライブはリズムよく攻め込んで、京大陣深くまで。ここでスペシャルプレー。QBからRBに横パス（後ろパス）が投げられ、そこからRBにTDパス。またも神戸大のTDです。えっ、これがDiv.IIから上がってきたチームなの？14-24になりました。

京大攻撃時になにか混乱しています。ディレイになりそうだったので慌ててタイムアウトを取ります。何をやっているんだという声が観客席から聞こえます。

いよいよ最終Qになりました。相手4thダウンギャンブルの時に痛恨のオフサイド。パスが失敗しただけにもったいない。このシリーズもTDにつながります。WRがエンドゾーンに切れ込んできたところにドンピシャのTDパス。もう相手を褒めるしかないです。

最後も神戸大に大きくランでゲインされましたが、もう攻撃はしません。ニーダウンで時間が流れて14-31で完敗しました。

先にも書きましたが、神戸大は国立大学の中でも経験者は比較的多く、スターティングメンバー表24名のうち経験者は11名のようです。随所で計算された素晴らしいプレーをしていたと思います。

　一方の京大ですが、今日は大事なところでフォルススタートやホールディング、オフサイド等の反則が出て、相手を大いに助けました。

これからの試合は気持ちを入れ替えて悔いのないプレーをしてほしいと思います。

まだまだ応援するぞ！