2019年4月27日 京都産業大学戦(農G)

 平成最後のゲームです。GWの初日で普段では暑いくらいの天気になることがありますが、今日は風が冷たく少々寒さを感じました。

 

(前半)

 京大レシーブで試合が始まります。#34大阪君がリターンします。注目の最初の攻撃ですが、QB#19滝藤君がキープで5ヤードほど進みます。続いてWR#84水本君にパスが決まりフレッシュ。RB#22森島君が連続フレッシュ。なかなかいいやんと思っていましたら、京大フェイスマスクのパーソナルファイル。大きく罰退します。さらにファンブルで攻守交替。京都産業大学は自陣48ヤード付近からの最初の攻撃。あらま~、ここで京大は痛恨のオフサイドの反則。1stダウンで5ヤード相手に進まれます。京都産業大はロングパスなどでレッドゾーンまで入ってきます。ここはなんとか4thダウンに留めます。相手のFGゴールは失敗です。相手の先制こそ許しませんでしたが、この短い間で反則による20ヤードの罰退は反省しないといけません。
 攻守交替になりますが、相手#2の選手が凄いブリッツをかけてきてQBサック。大きくロスします。結局、この攻撃シリーズはパントで終わります。ここでキックしたボールに京大選手の足に当たりイリーガルタッチ。あやうく相手にボールを奪われるところでした。相手の攻撃を抑えてパントに追い込み、ここからは京大の攻撃が続きます。WR#84水本君へのパス、RB#31窪田君、TE#41東﨑君のランなどでゲインを重ねます。

 

 2Qになり、TDパスが投げられますが失敗。結局FGに。K#7丸山君のキックは安定しています。成功して3-0とようやく得点が入りました。2Qはしばらくはお互いパントの応酬になりましたが、京大のナイスパントでゴールライン1ヤード手前でイリーガルタッチと思ったのですが(それも転がりが計算できましたのでインチのところで止めてほしかった)、その前に京大選手にボールが当たっていたようで、もったいない。このあたりももう少し慎重さが欲しいところです。

 京大のディフェンスにエンジンがかかってきました。DL#96松村君がQBサック。続いてDL#91東泉君がQBサック。どんどんロスさせていきます。パンターがエンドゾーン内に居ますので、セイフティも狙えます。キッカーはレフティですがパントブロックを避けて外になんとか蹴りだした感じです。

 京大は相手陣24ヤード付近からの攻撃。ディフェンスの頑張りで得たチャンスです。京大は素早いプレーで中央突破を狙いますが、ここでホールディングの反則。今日はイエローフラッグが多いです。(後半にもスクリーンパスが決まって大きくゲインというシーンでホールディングの反則がありました。)結局、4thダウンになり、K#7丸山君にFGで3点を追加し6-0とします。京大の前半の得点はFG2本のみとなりました。ランとパスを織り交ぜながらの多彩な攻撃は後半に期待しましょう。

  

(後半)

 後半開始です。時折、陽が陰ったり晴れたりで写真撮影には難しい天気です。後半は京大のキックで再開されます。K#7丸山君の蹴ったボールは風に乗り、ダイレクトにエンドゾーンまで飛びます。タッチバックになります。京都産業大は久しぶりにフレッシュを取りますが、ここでファンブル発生。京大DL#91東泉君がボールを取り、雄たけびを上げます。このチャンスにWR#15近藤君に20ヤードくらいのパスが通ります。ここでもTDには至りません。またもFGでK#7丸山君が3点を追加します。H#3内田君と成功の握手をします。
 京都産業大は3thダウン1ヤードで大型選手が中央を突破するパワープレーでフレッシュを取ります。お互い力と力の対決です。その後、京大DLも踏ん張ります。#99渡部君が相手RBをドンピシャで止めました。続いて#43中薗君がQBサックです。さらに#51入内島君もQBサック。その後、お互いパントで攻撃権が入れ替わり、京都産業大の攻撃時にまたも痛恨のファンブル。DL#51入内島君がボールを離しません。京大はここで得たチャンスをようやくTDにつなげます。WR#15近藤君にTDパスが決まりました。

 

 最終Qになりました。京大のナイスプレーが出ます。DB#小畑君が相手のパスカットをしますが、そのボールをDB#20坂本君がインターセプト。攻守交代です。このチャンスをものにしてほしかったのですが、QBサックを受けた後、相手プレッシャーも強かったと思いますが、苦し紛れにQBが投げたパスをインターセプト返しされます。ここで京都産業大はパスを決めてゴール前まで。仕上げはQBキープでTDを奪われてしまいます。デザインされていたプレーと思われます。PATも決まり、16-7。残り時間僅かになっての京都産業大学の攻撃。パスを決めて京大陣に攻めてきます。4thダウンになるもプレーでギャンブル成功。タイムアウトを取りながら時間をうまくコントロールしています。モメンタムは京都産業大に傾いてきたか? ゴール前、試合時間もあとわずか、パスが今日大活躍の京産大WR#1の選手に決まり、外に出て時計を止めます。その後もパスを投げますが失敗ですので時計は止まります。4thダウンになり、相手QBが投げたパスを京大DB#21小畑君がインターセプト。これで勝負が決まりました。

 

 今日の試合で反則が多かったことは反省点です。相手陣深くまで攻めるもなかなかTDを奪うことができませんでした。唯一のTDも相手のファンブルという幸運がなければできなかったかもしれません。これからのチームの成長に期待します。
(余談2)
 昨日、余談として大阪府の高校準決勝での高槻高校の期待を書いていましたが、準決勝の関大一高戦は接戦の末に逆転負けを喫しました。前半は最初のドライブで高槻がFGで入れた得点のみ。3-0で拮抗していました。そして3Qで高槻がTDで10-0とリードを広げましたが、ハラハラドキドキの展開が続きます。高槻は幾度となくピンチになりますが、ビッグプレーで窮地を脱します。日頃、冷静な高槻のフットボーラーたちが喜びのあまり、オーバーセレブレーションの反則を取られたのを初めて見ました。それほど熱くなっていたと思います。そして、試合終了まで1分余り、4Qで1本返した関大一高が起死回生のパスを投げます。これが成功し、90ヤードくらいのゲインで逆転のTDに。しかし、高槻は粘ります。ロングパスが決まり、残り時間30秒くらいでハーフライン辺りまで。FG圏内まで行くと、タイブレークに持ち込むチャンスもあります。最後はファンブルが発生して、相手のニーダウンで終わるのですが、最後まであきらめないで必死にプレーする両校の姿勢に感動を覚えました。
 アメフトは素晴らしいスポーツということを、高校生たちのひた向きなプレーを観て再認識した次第です。
 高槻高校は大阪府3位決定戦にまわります。そこで勝てば関西大会に出場できます。今日の敗戦はこれからの成長のバネになると思います。本当にアメフトっていいですね。
(2019.4.28:余談(4.27作成)の 内容を全面書き換え)

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 6 10

0

16

京都産業大学

0

0

0

7

7

 ↑スマホの方は画面を横向きにしてください。


京産大#2選手の強烈なブリッツでQBサックを受けました。


DL#96松村君のQBサック



相手がファンブルしたボールをDL#91東泉君が確保してターンオーバー


WR#15近藤君にパスが決まります。


DB#1村井君の気迫溢れるタックル


京産大3rdダウン1での攻撃


パワーで押し勝ってフレッシュ獲得


DL#43中薗君のQBサック


相手ファンブルしたボールをDL#51入内島君が離しません。


ディフェンスが作ったチャンスをTDにつなげました。審判の向こうはTDパスを受けるWR#15近藤君。


ボールを受けたのは間違いなく近藤君です。


DB#21小畑君がパスカットしたボールをDB#20坂本君が受けてパスインターセプト


今度は京産大#15の選手がパスインターセプト


相手エースレシーバーとDB#21小畑君のマッチアップ。小畑君が相手TDパスをインターセプトして試合を決める。


(アメフトライブ)

  https://amefootlive.jp/gangsters/4740

 

(写真)

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(メンバー表)

  京大メンバー表

  

(スタッツ)

  ギャングHPにリンク

 

(過去の対戦の様子
   2018年4月15日(昨年の対戦)

        

(2019/4/27 )