(前半)
京都府でも緊急事態宣言が4月25日から発令されます。その期間外ということでしたが最大限の感染予防を講じて試合が開催されました。無観客試合ですがrtvで放映があり、多くの方がネットを通じて応援されたと思います。いろんな制限のある中でチーム、関西学生アメフト連盟、その他の関係者の並々ならぬご努力で開催されたことに頭が下がります。はやく世の中が落ち着いてほしいと願っています。両チームの選手たちはPCR検査を受けていると聞いています。
コイントスには新キャプテンの渡部君が出てきます。同志社大レシーブで試合が始まります。同志社大3rdダウンの攻撃でファンブル。京大DL#99渡部君がボールを確保し、ターンオーバー。絶好の場所から京大の攻撃権を得ました。QB#16中畑君からWR#11山本君にパスが決まりフレッシュ。エンドゾーン近くまではあれよあれよと進むも、ゴールラインを割れません。ゴール前で4thダウンになりましたが、ここはギャンブルです。力で押し込みます。RB#6阪本君がダイブのような形で先制のTDを奪います。PATも決まり、幸先よく7点を先行しました。さらにRB#3中野君が密集地帯を抜けTDラン。40ヤードくらい走り切ったでしょうか。1Qで早々と2本取り14-0とリードを広げます。
新キャプテンの渡部君のコイントス
その渡部君のビッグプレーです。同志社大の最初のドライブでファンブルしたボールを確保して攻撃権を得ます。
QB#16中畑君からWR#11山本君にパスが決まり、さらにゲイン。
ゴール前、インチで4thダウン。ここで京大はギャンブルを選びます。
RB#6阪本君がダイブしてTD!
オフェンスラインが穴をあけ、RB#3中野君が密集地帯を抜けます。
40ヤードほど走り切ったでしょうか。2本目のTD!
2Qになり、QB#16中畑君からWR#34大阪君へのロングパスが決まり、ランアフターキャッチもよくTDを奪いました。これで3本目。21-0です。さらにQB#17泉君がその走力を魅せます。70ヤードくらい走り切ったでしょうか。相手DBを振り切り、ゴールまではもう少しというところまで運びました。それにしても速い速い。しかし、ここはTDに至らずFGトライになりますが、残念ながらボールがこぼれたか、失敗。
中畑君からロングパスが投げられます。
WR#34大阪君にドンピシャでパスが決まり、3本目のTD!
大阪君は試合前の場内アナウンス(観客は居ませんが・・・)で注目選手として紹介されていました。
前半終了間際、同志社大のキッカーは約50ヤードの長いFGを成功させます。
(ボールオン33ヤード+スナップ7ヤード+エンドゾーン10ヤード)
同志社大学も前半終了直前に京大陣に入ってきます。ラフィングザキッカーの反則で前に進みますが4thダウンになり、長いFGを狙います。ボールオンが33ヤード付近なので約50ヤードのアテンプトになります。これが成功し、3点返されます。京大はフェアキャッチ、ニーダウンで時間を流し、前半終わって21-3。
(後半)
同志社大は京大陣深くまで入ってきましたが、反則が発生し大きく罰退します。ここで京大のビッグプレー。DB#21田村君が相手パスをインターセプト。同志社大に傾いたモメンタムが一気に変わります。QB#16中畑君からWR#34大阪君にスクリーンパス。今度は京大が相手陣に入ります。
前半にも素晴らしい走りを披露したQB#17泉君。
後半もQBキープやスクランブルでその走力を魅せます。
パスターゲットが見つからなければ、すぐにスクランブル発進してフレッシュを取ります。
RB#6阪本君の走り、自身本日2本目のTDでリードを広げます。
4本目のTD後のPAT。
キッカー#12廣田君、ホルダー#19滝藤君
以前は成功すれば握手をしていましたが、最近はグータッチのようです。
DB#21田村君のインターセプトの瞬間。
同志社大WR#85の選手へのパスを先回りしてキャッチ。
2回生RB#29 鈴木翔大君、これからの活躍が楽しみです。
いよいよ最終Qになりました。同志社大学は京大陣に入ってからノーハドル攻撃。京大ディフェンスは少し慌てているのでしょうか。結局TDパスが決まり7点を返されます。これで28-10。
残り時間2分少々。4thダウンになってギャンブル。ここで重量級のFB#90阿部君が入ってきます。そちらに注意がいったのか。中畑君のQBキープでフレッシュを取りました。最後はFGの練習になりましたが、左に逸れて試合終了。
重量級RB(FBフルバック)の#90の阿部君。京大4thダウンギャンブルの時にフィールドに入ってきた瞬間、相手のサイドから90番、90番と注意を促す声が飛んでいました。破壊力抜群です。ヘアスタイルも独特です。
後ろの山(宝ヶ池)の新緑やツツジが花が咲き始め、とても美しい球技場です。
今回も京同釜は京大のものとなりました。
今日の試合は反則(パーソナルファイル)も多く、試合慣れしていないところも散見されました(とくに同志社大は2回生3回生のスターターが多く、自滅したところは否めません)。今年の春も試合数が少なく、試合を通じて経験値を上げることは難しいかもしれませんが、量より質を重視したトレーニングを続け、さらにパワーアップしてもらいたいところです。
なお、東大戦(双青戦)が2年連続で中止になりました。来年は開催されることを祈っています。
京同釜については下記のページ(以前の今出川ボウル観戦記)の最終の部分をご覧ください。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
14 | 7 | 7 |
0 |
21 |
同志社大学 |
0 |
3 |
0 |
7 |
10 |
(スタッツ)
(過去の対戦の様子)
2020年(秋)、2019年(秋)、2019年(春)、2018年、2017年(写真のみ)、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年
(ハイライト動画)
https://www.youtube.com/watch?v=JzO2Uy7t_Xs
(アメフトライブ by rtv)
https://amefootlive.jp/kcafl/7205
(写真)
(試合前のスターティングメンバー発表)
(2021/4/25 )