2022年スプリングシーズンの開幕です。これまでコロナ禍で制限がありましたが、ようやく待ちに待ったゲームが楽しめます。まだまだ感染予防は欠かせませんが、このような日を再び迎えることができ心が躍ります。今日は今出川ボウルです。勝利したほうが京同釜を持って帰りますが、今出川ボウルと銘打たれたのは2013年だったと思います(それ以前からでしたらすみません。)
リトルギャングスターズと京田辺リトルワイルドローバーによるキッズコイントスが行われ、同志社が勝ちましたが、後半をチョイスしましたので京大レシーブで試合が始まります。
リトギャンの子供たちがコイントスを手伝ってくれました。
(前半)
同志社キッカーが蹴ったボールはエンドゾーン手前まで飛びましたが、リターナーが少しスリップして膝をつきゲインはありません。さあ、この長いドライブを完成させてほしいものです。
最初の攻撃はディレイオブゲームの反則。時間内にプレーしなかったというものですが、最初のプレーでこの反則も珍しい。さあ仕切り直しの最初のプレーはQB#17泉君のキープ。相手タックルを跳ね返してゲインしますが、5ヤードの罰退が響いて、フレッシュまであと1ヤード。RB#3中野君のパワープレーでフレッシュ獲得。さらにWR#88吉田君にQB#17泉君が相手ラッシュをかわしながら横投げパス。大きくゲインしました。これで相手陣40ヤード付近まで来ました。しかし、ここから同志社ディフェンスは本領発揮。京大は4thダウンになりパントで攻撃権放棄します。いいリズムで来ていただけにせめてFGレンジまでは入って欲しかったです。
同志社大学はスクリーンパスでフレッシュを取ります。ブロッカーも秀逸で走路を開けました。橋詰さんが立命館から日大の移られて立て直しをし、今年から同志社大のHCになられています。ショットガンにランを組み込んだリッツガンという攻撃スタイルを確立された方ですので、この先、思いやられます。
同志社大もパントで攻撃権を放棄しますがあまり押し込めず、京大はハーフライン付近のいいポジションからの攻撃。今度はフォルススタートの反則。静止しないといけないところで動いてしまいました(モーションは別なのでややこしいですが)。ここでWR#84杉浦君に電光石火のパスが決まります。しかし、その後の攻撃でパスをインターセプトされて一瞬にして攻守交替。ここで京大ディフェンスも粘り、京大陣まで入らせません。同志社大をパントに追いやりました。
第2Qに入っても、両チーム攻めあぐねています。同志社パントで京大リターナー#8宮下君が手を上げてフェアキャッチ。これは「リターンしないのでタックルもしないでね」という合図です。
しばらくパント合戦が続きますが、相手パントでキッカーがボールをこぼしますが#45前更君が猛烈なラッシュをかけておりキッカーはボールを確保すのので精一杯。京大にチャンス到来です。エンドゾーンまで30ヤード切っていますので得点してほしいところです。3rdダウン1になりました。ここはRB#3中野君が出てきます。残り1ヤードをパワーで取り切ろうというところですが、同志社大も読んでドンピシャで止めました。力と力のぶつかり合いで凄い迫力です。FGになりましたが、今年最初のFGキックは残念ながら外れてしまいました。ドンマイ。
攻守交替になり、その後の攻撃で同志社は初めて京大陣に入ってきたでしょうか。ここでもパントに追いやります。前半残り1分29秒で京大の攻撃。エンドゾーンまで80ヤードをどう攻めるか。頼りになるQB#17泉君が自分の足でフレッシュを取りました。残り時間は1分少々、まだ自陣です。ここでWR#8宮下君にロングパスが決まりました。ラン アフターキャッチもよかった。再びWR#8宮下君にパスがヒット。エンドゾーンは目前です。パス2本で一気に稼ぎました。前半残り40秒。あと10ヤード。QBキープでは届きませんでした。時計を止めるために京大はタイムアウトを取ります。前半残り31秒。今度もQBキープ。しっかりと周りを見て、ディフェンスの薄いところを泉君が突っ込みます。TDです。前半残り時間23秒でようやく得点が入りました。PATも成功し、場内に今年最初の「新生のいぶき」が流れます。
QB#17泉君の走力は相手の脅威になるでしょう。相手タックルを振り切ります。怪我にだけは気を付けてくださいね。
DL#94奈良君がドンピシャで相手RBを止め4thダウンにします。
リターナー#8宮下君がフェアキャッチ。相手ラッシュを見極め、いい判断でした。
前半終了間際、#8宮下君のランアフターキャッチがTDに結び付きました。
(後半)
QB#17泉君からWR#88吉田君にパスが投げられます。
キャッチしてからのランが素晴らしく、大きくゲインしました。
京大2本目のTD
RB#3中野君がダイブでエンドゾーンに飛びこみました。
#85上田君のビッグリターン
キッカー#12沢田君が落ち着いてFGを成功させます。この3点が勝利に結びつきました。
インターセプトをして仲間からセレブレーションを受けるLB#10久野君
LB#45前更君(2回生)も楽しみな選手です。
相手ヘイルメリーパスをカットするDB#31三瓶君
最後は反則が多発し、あまりよい終わり方ではなかったので、勝ち負けより、反則の少ない試合をこれからお願いします。京同釜は今年も京大が持って帰りました。
京同釜は京大アメフトの創部時には同志社大学からの防具などの貸与などがあり、同じ釜の飯を食った仲という意味で、米軍京都軍政部長のシェフィールド少佐(ギャングスターズ創部時のジョン・ピンカーマン監督の上司)より昭和22年(1947年)に釜が贈られました。その後所在が不明になり、OBOG会により2005年に復刻されましたが、毎年、両校の友情の証として、定期戦で勝利したほうが持って帰ることになっています。
今年も京同釜は京大が持って帰ります。京大アメフトOB・OG会の野崎会長から主将の中野君に手渡されます。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
0 | 7 | 7 |
3 |
17 |
同志社大学 |
0 |
0 |
7 |
7 |
14 |
京都北山の自然豊かなところにある球技場です。次の双青戦(東大との定期戦:5/15, 13:30 K.O.)もここであります。その頃はツツジがきれいに咲き誇って一段と美しいところになります。バックスタンド側は選手たちも近くに感じられ、それはそれでよいものです。
後ろは五山の送り火で有名な舟形です。また大文字山(如意ヶ嶽)もこの日は少しかすんでいましたが、バックの借景になっています。
場内アナウンスでもありましたが、上空からトンビが食べ物を狙っていますので注意してください。管理人も以前お弁当を襲撃されたことがあります。
(アメフトライブ by RTV)
https://watch.amefootlive.jp/details/25459?playlist_id=47
(写真)
(メンバー表)
(スタッツ)
(過去の対戦の様子)
2021年(秋)、2021年(春)、2020年(秋)、2019年(秋)、2019年(春)、2018年、2017年(写真のみ)、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年
(ネットニュース)
スポニチ、
(雨 太夫さんの動画)2022.4.30追加
(2022/4/23、4/24、4/30追記 )