↑当初2019年になっていましたので修正しました。ご指摘ありがとうございました。(2022.10.8)
秋のリーグ戦も第3節に入りました。今日から10月ですが、晴天で気温がぐんぐん上がり暑くなってきました。(管理人は歳のせいか、暑さでバテてしまいそうです。)
(前半)
コイントスに近大が勝ってレシーブを選びます。近大はパスとランをうまく使って順調に進み、ゴール前10ヤードまで。最後はパワーで押し込まれて近大の最初のドライブでTDを決められてしまいました。近大のオフェンスラインが強いのか、京大のディフェンスは対応できません。近大QBが生き生きとしていたのが印象的でした。まあ、ここは仕方がない。それを取り返せばいいと思っていましたが、これが後ほど大きくのしかかってきます。
近大のキックで試合再開。京大はリターンしないでタッチバックにします。京大の1stプレーはラン?でしょうか。なにかもつれた中で近大選手が喜んでいます。なんとファンブルでターンオーバー。近大は願ってもないチャンスになりました。ここは踏ん張りどころです。京大は意地で止めてFGに留めます。ナントナント、早くも0-10と大きなハンデを背負ってしまいました。
次の近大のキックも京大はタッチバックにしました。またもパスがインターセプトされそうになりましたが大丈夫でした。QB#17泉君が走ってフレッシュを取ります。WR#87鈴木君にパスが決まり、RB#32石塚君もセカンドエフォートで数ヤード相手を引きずりながら進みます。さらにRB#32石塚君がフレッシュを取り、WR#87鈴木君にTDパスがきれいに決まりました。PATも成功し7点を取り返します。これで7-10。これで波に乗るかなと思いましたが、相手3rdコンバージョンの場面で投げられたパスをインターフェアの京大の反則。本来なら4thダウンになり攻撃権放棄の場面ですが、パーソナルファウルなので相手にオートマチック1stダウンが与えられます。もったいないです。
2Qになりました。近大の攻撃は続きます。結局、この攻撃は京大も粘ってTDに至らず、FG。ここはゴールを逸れて得点にならず。と思いきや、イエローフラグが出てキッキングの方のホールディング。10ヤード罰退しますので、FG狙いではなくパントになりました。(ここで京大が相手反則をディクラインしたら、どうなったのかなとふと思いました。たしかにゴールよりも反則が先に発生しているので関係ないのかもしれませんが。)
結局、そのパントがタッチバックになりました。RB#3中野君がボールーキャリーしますが相手も読んでいます。ライン戦では相手の方が上回っているのでしょうか。次にQB#17泉君が稲妻のような走りで大きくゲインしました。相手はわかっていても対応できません。WR#8宮下君にパスが決まり、ゴール前6ヤードで1stダウン。ここは一気に逆転するチャンスです。QBキープで1ヤード進んで、残り5ヤード。しかし、TDパスがエンドゾーン内で相手にインターセプトされました。またしてもターンオーバー。タッチバックになり京大陣25ヤードからの近大の攻撃になりました。天国と地獄ではありませんが、喜びが悲鳴に変った瞬間です。近大も攻撃続かず4thダウンでパント。その後、お互い攻守交替を繰り返し、近大の4thダウンでの攻撃。前半残り時間は1分24秒です。京大陣に入っていますので、ギャンブルを失敗してもリスクが少ないと判断されギャンブルに行きます。京大は絶対に阻止しないといけない場面でしたが、一気に走り込まれてTDを奪われてしまいました。せっかく4thに追い込んでいたので、この失点は点数以上にダメージを喰らいます。7-17とまたも引き離されてしまいました。京大は焦っているのかサイドラインウォーニングを出されてしまいます(1回目)。以前、アダムコーチも興奮して周囲で止める役割のスタッフが居たとか居なかったとかいった話がありました(あくまでも笑い話)。
なんかモヤモヤした前半が終わりました。後半は立て直して逆転することを期待しましょう。
得点が入ったドライブ
WR#87鈴木君がナイスキャッチ
石塚君も粘りの走りでエクストラゲインを得ます。
そして仕上げはWR#87鈴木君へのTDパス。難しいパスをうまく取りました。
しかし、近大は京大の反則から得たチャンスで、スルスルと抜けて簡単にTDを取られてしまいます。
今日はパスキャッチ、ランで活躍したRB#32石塚君
要所でQB#17泉君のランは光ります。
(後半)
今度は京大がリターンです。QB#17泉君やRB#32石塚君のランが決まっていきます。そして最後は主将のRB#3中野君の意地のTD。会場からは「はるひー」と声援が飛びます。後半最初のこのドライブはとてもリズムが良かったです。応援団による「新生のいぶき」に合わせて皆さん手拍子で祝福します。14-17とFG 1本差になりました。
相手攻撃も4thダウンに追い込みパントで攻撃権を放棄させます。京大は自陣22ヤードくらいから攻撃開始。3rdコンバージョンの場面でWR#88吉田君にパスが決まってフレッシュ。フリーでしたが、バランスを崩したのかやや体勢を崩しながらもキャッチしました。それでもボールは離しません。まだ自陣です。さらに京大は攻めていきます。そして相手陣にレシーバーを走らせロングパスを投げますが失敗です。その弾いたボールを相手にかすめ取られリターンされます。またもターンオーバーです(京大3回目?)。チャンスが一瞬にして消えました。そして近大が3rdコンバージョンの時に投げたパスを、またも京大がパスインターフェアの反則。前半見たような光景です。相手にオートマチック1stダウンが与えられます。なにより15ヤード進まれるのが痛いです。そして、またも京大に痛恨の反則。レイトヒットのパーソナルファウル。ボールデッドになってからぶつかっていったというものです。ただ、「笛が吹かれるまでしつこくプレーする」のが京大のスタイルですので、故意ではないと思うのですが、ここでのパーソナルファウル2つ反則はいただけません。
ゴールが近いので15ヤードではなく、ゴールまでのハーフディスタンスが相手に与えられます。ここで近大のTDパスが決まりリードを拡げられます。14-24とまたも10点差になりました。2ポゼッションですのでTD1本では追い付けなくなりました。
4Qになりました。3rdダウンでの京大の攻撃。ここは相手ディフェンダーがQB#17泉君に襲い掛かりQBサック。さらにボールを掻き出されたのか、またもターンオーバー(もう今日は何回目かわからなくなってきました。たぶん4回目?)。京大陣14ヤードでの相手の攻撃になります。このピンチをなんとか凌ぎます。相手攻撃は4thダウンになり、FGを蹴りますがゴールを逸れて失敗に終わります。まだ勝利の女神には見放されていないようです。モメンタムを京大に持ってくることができるか?
しかし、またもターンオーバー発生(もう数えるのはやめておきましょう)。近大もキレッキレで攻めているわけではないのですが、京大がチャンスを献上しているように思えなくもありません。近大パントで京大の選手がナイスブロック。陣地を大きく後退させることなく、京大はハーフライン付近のよい位置からの攻撃開始。まだ試合終了まで6分弱あります。RB#32石塚君にパスが決まってフレッシュ獲得。さらにWR#88吉田君にパスが決まってフレッシュ。相手陣30ヤード付近です。3rdで10ヤード残っています。ここは勝負所。しかしフレッシュが取れずに4thダウンに。この点差ですので当然ギャンブル。しかし、パス失敗。ギャンブル失敗と残念がっていましたら、イエローフラグが飛んでいます。近大のパスインターフェアの反則で生き返りました。オートマチック1stダウンで15ヤード進みます。モメンタムは京大に来たのでしょうか。最後はWR#85上田君に見事なタッチダウンパスが決まりました。まずこれで20-24になりました。そして京大はPATではなく、2点コンバージョンのプレーを選択しています。決まれば2点入り、FGで逆転する点差になります。失敗すればFGでは追い付けずTDを取らないと逆転できません。
この痺れる場面で、またもWR#85上田君がパスを受けてニテコン成功です。22-24になりました。残り時間3分59秒、まだあります。これまで近大とは何度も接戦をしてきましたが、2015年の近大戦で試合終了まで残り2秒でのFGによる逆転劇は記憶に残るところです。
http://gangfan.starfree.jp/2015/150927/150927.html
京大のキックで試合が再開されますが、近大はオンサイドをケアしています。しかし京大は高く深く蹴り込みました。ボールはゴール前でバウンドしますが、楕円球の面白いところで、ボールがゴールの方向に行かずに真上に跳ねるラッキーバウンドになりました。近大選手がボールを取りますが、すぐさま京大選手がタックルしてリターンさせません。モメンタムは完全に京大に来たかと思いましたが、次の近大の攻撃プレーで京大にすれば最悪の結果が待ち受けていました。密集地帯をすり抜けたランニングバックに独走TDランを許してしまいます。ゴール前5ヤードがボールオンでしたので95ヤード走り切ったことになります。近大観客席は大興奮です。京大観客席は沈黙です。これも、この試合、何度か見た天国と地獄のような光景です。さすがにこれはショックです。(セイフティでも狙っていたのでしょうか。エンドゾーン内で相手がダウンすると京大に2点が入り、さらに京大の攻撃が続きます。)22-31になりました。残り時間3分34秒。
京大の攻撃、RB#32石塚君にスクリーンパスが決まりアフターランもよくフレッシュ獲得。残り時間2分23秒になりました。4thダウン5でまだ相手陣です。RB#32石塚君にパスが決まりギャンブル成功。ここでまたも京大はフォルススタートの反則。ここは落ち着いていきましょう。WR#4宮川君にパスが決まりました。ゴール前6ヤードです。この暑さの中で近大選手は足が攣ったりして、レフリータイムアウトが度々取られます。相当近大も疲れています。京大にとっては時計が止まるのでラッキーな部分もあります。そして最後もWR#4宮川君にTDパスが通ります。試合残り時間は1分29秒。再び29-31の2点差まで追い上げてきました。ここはオンサイドキックに賭けます。(2017年のTOKYO BOWLで法政大学と対戦した時に、京大のオンサイドキックの動画が「おもしろオンサイドキック」としてYoutubeにアップされています。(結局はオフサイドの反則になりましたが。)#14は社会人オービックでも活躍した須田君。)
成功すれば京大の攻撃権になります。会場の皆の視線が集まります。ボールの行方は・・・
しかし、近大選手がボールを確保します。近大はランで時間を消費しますが、京大はタイムアウトを使い切りながら時計を止めます。4thダウンになり、京大に再び攻撃権が回ってきます。残り時間58秒。もうタイムアウトは残っていません。QB#17泉君がランでフレッシュを取ります。パスもサイドラインギリギリに投げて、外に出て時計を止めます。また、近大故障者のためのレフリータイムアウトも取られます。フレッシュを取りましたのでスパイクして時計を止めます(ダウンは一つ進みますがパス失敗と見なされ時計が止まります)。相手陣まで来ましたが、まだFG圏内には入りません。4thダウンになり、ここは更新できずに攻守交替。近大はニーダウンして試合終了。
結局、追いつけそうで追いつけなかったモヤモヤが残ったゲームになりました。タラレバを言っても仕方がありませんが、京大はミスによる自滅といってもよいかもしれません。大差で負けたわけでなく、どちらに勝ちが転ぶかわからなかったのかもしれません。過去を責めても意味はありませんが、しっかりと反省して次に活かしてほしいと思いました。
RB#3中野君の気迫のTD
体勢を崩しながらナイスキャッチ
WR#88吉田君
相手QBサックは強烈です
相手のパントをブロック
4Q、WR#85 上田君がTDパスをうまくキャッチしました。
さらに2点コンバージョンでもWR#85上田君がナイスキャッチ
2点差に追いついたすぐ後に95ヤード独走ランでTDを奪い返されてしまいました。
しかし、京大はあきらめません。
WR#8宮下君にパスが通ります。
RB#32石塚君にスクリーンパスを投げます。ランアフターキャッチも良く、フレッシュを取ります。
そしてWR#4宮川君にTDパスが通ります。再び2点差になりました。
しかし、オンサイドキックは失敗
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
7 |
0 | 7 |
15 |
29 |
近畿大学 |
10 |
7 |
7 |
7 |
31 |
(アメフトライブ)
(関西学生アメフト連盟ハイライト動画)
(試合後のインタビュー)(WR#4宮川君)
(写真)
(メンバー表)
(スタッツ)
(過去の対戦結果)
これまでの近大との対戦成績は以下です。2019年以来3年ぶりの対戦ですが、なぜか接戦になることが多い対戦相手です。
2019年秋 10-3でなんとか逃げ切り勝利
2018年秋 0-17で完封負け
2015年秋 試合終了2秒前に逆転FGで34-32の劇的勝利
2015年春 17-21で敗戦
2014年秋 19-27で敗戦
2013年秋 14-10で辛勝
2012年秋 31-17で勝利
(過去の対戦の様子)
2019年、2018年、2015年秋、2015年春、2014年、2013年、2012年
(雨太夫さんの動画)2022.10.4アップ
(2022/10/1)