2022年10月16日 関西大学戦（たけびしスタジアム京都）

2022年10月16日関西大学戦（たけびしスタジアム京都）

いよいよ第4節。今年はこの試合も含めて残り3試合になります。秋晴れの中、試合開始の14:00は少し汗ばむ陽気でした。関大は試合前の練習で入念にオンサイドキックの練習をし、天然芝でのボールの跳ね方を注意深く研究していました。

（前半）

京大レシーブで試合開始。リターナー#85上田君はタッチバックせずにリターンします。最初のプレーも上田君へのパス。フレッシュまではわずか。WRを3人右に集めています。どうするのかなと思いましたが、RB#3中野君の目の覚めるようなランで一気に相手陣まで。3rdダウンコンバージョンでRB#22平原君にパスが決まり、ランアフターキャッチもよくフレッシュ獲得。さらにWR#8宮下君にパスがヒット。さらにもう一度ナイスキャッチ。京大はレッドゾーンまで入ってきました。しかし、関大ディフェンスは粘ります。京大はパワープレイで進もうとしますが、ここは止められます。4thダウンになりました。あと1ヤード。ここはギャンブルに行きます。QB#17泉君がセットしました。QBキープですが、関大ディフェンスが阻止しました。ギャンブル失敗で関大に攻撃権が移ります。

関大は、このドライブでTDを決め、結局3ドライブ連続でTDを奪います。一方の京大攻撃は、連続して３＆アウトになります。流れは完全に関大です。関大にオンサイドキックまで決められてしまいました。関大は試合前に念入りに芝でのバウンドを確かめていましたが、その理由がわかりました。京大DL#96 青井君が相手パスをブロックし、上に跳ねたボールを掴んでインターセプト。攻守交替です。いい流れになるかなと思いましたが、QBサックを受け、攻撃続かずパント。このパントはナイスパントになりました。タッチバックにせずリターンしますが、京大はセイフティのチャンスもありそうでした。なんとか関大はエンドゾーンから出ました。

京大は前半残り時間40秒で、相手陣44ヤード付近からの攻撃に入ります。QB#17泉君からWR#4宮川君にパスが決まり、レッドゾーンに入るあたり。時計を止めるために京大はタイムアウトを取ります。前半残り時間22秒。その後パス失敗が続いて、前半残り2秒でFGを狙います。しかし、ここは逸れて得点ならず。前半終わって0-21と大きくリードされました。

WR#8宮下君のパスキャッチ

RB#32石塚君の走り

京大最初のドライブでゴール前、4thダウンになりギャンブル。

しかし、わずかに届かず。

DL#96青井君がインターセプト

WR#4宮川君

（後半）

　後半は京大のキックで試合が再開されます。関大のリターナーからトスされて見事なリバースプレー。トスした後のリターナーがブロッカーとしての役割を果たします。走るルートもイメージしていたのでしょうか。一気にロングゲイン。本当にこれは素晴らしいプレーでした。関大は後半最初のドライブでもTDにつなげます。これで0-28と大きく差をつけられました。

　続く京大の攻撃、ここはRB#32石塚君、RB#22平原君がナイスゲイン。さらに平原君がゴール前まで。ここで京大オフェンスと関大ディフェンスの意地と意地のぶつかり合い。4thダウンインチです。京大はギャンブルを選びました。RB#3中野君がエンドゾーンにボールを運んでTD！！

　PATも決まり、ようやく7点を返しました。7-28。さあ、これからという次の関大の攻撃ドライブで、TDを取られてしまいました。7-35とまたも引き離されます。

　3Q、京大パント時にスペシャルプレーが出ます。パンターの#93渋谷君のキックフェイクでしたが残念でした。関大はいい場所から攻撃権を得ます。4Qでサイドが替わって、関大はまたもTDパスを決めます。7-42となりました。

　京大はまたもスペシャルプレー。QB#17泉君からモーションしてきた#18石田君にハンドオフ。そして石田君から泉君にパス。9年前に京大QB小原君とRB岡部君がやっていたプレーを思い出します。ゴール前でまたも4thダウン。関大に阻まれ、またもギャンブル失敗。京大攻撃時にインターセプト発生でまたもターンオーバー。京大攻撃時、QB#17泉君がキープして大きくゲインするも相手タックルが強烈で空中に飛んでボールが離れてしまいました。このプレーの前に京大の交代違反の反則があり、ファンブルで攻守交替かと思われましたが、レビューが入り、ボールデッドが先の判定でファンブルにならず、その直前の交代違反ということで5ヤード罰退で済みました。

　試合終了直前の京大の攻撃。タッチダウンのチャンスです。QB#17泉君は相手タックラーを次々とかわしていきます。そしてロールしながらターゲットのWR#88吉田君にTDパスを投げ込みます。ディエンダーに囲まれた中でよくキャッチしました。ようやく2本目を取りました。当然、ここはオンサイドキックですが、関大が押さえました。勝負あり。14-42で今回も勝つことはできませんでした。

　今回の京大応援団はチアリーダー部が仕切っていました（リーダー部は野球の応援かな？）。声もよく通り、礼が90度ではなく、立った状態から110度くらい曲げたくらいの深いもので、背筋も伸びたとても美しい姿勢だったのが印象に残りました。