（前半）

 　1回生のJV戦はこれで4回目です。神戸大学との1回生のJV戦は9/19にもあり31-0で圧倒しています。コイントスにはこれまでと同様に前橋君と柏原君が出てきます。コイントスの結果、神戸大学がレシーブです。今回も前回のJV戦（10/8）と同様にキッキングがあります。

　神戸大学の最初のドライブは3&アウトにします。つまりフレッシュを相手に取らせませんでした。LB#19水野君やDB#25仲北君のタックルが光ります。続く京大の最初のドライブは自陣20ヤード付近から攻撃開始です。注目の1stプレーはRB#31柳川君のランですがほとんどゲインできません。しかし、次のプレーで再び柳川君が8ヤードほどゲイン、さらにRB#24赤田君が中央を突いてフレッシュ獲得。二人とも馬力がありそうです。さらに赤田君にパスが決まり、ランアフターキャッチも素晴らしい。相手陣40ヤード付近まで入ってきました。RB#22辻君にスクリーンパスが決まり大きくゲイン。またもフレッシュ。さらにRB#31柳川君のランでレッドゾーン（エンドゾーンまで20ヤード）に入りました。しかし神戸大学ディフェンスが粘ります。4thダウンになりましたので京大はFG。K#25仲北君が落ち着いて蹴り3点先取、最初の攻撃ドライブできっちり得点を挙げました。京大選手たちは声もよく出していて、その溌溂とした動きは見ていても気持ちがよかったです。

　神戸大学の攻撃、京大は10ヤードほどロスさせます。さらに神戸大学はDB#25仲北君のタックルとLB#5西尾君のファンブルフォース。ここで京大DB#10柏原君がボールをリカバーしてターンオーバー。相手陣30ヤード付近ですので絶好のチャンスが回ってきました。しかし、まさかの京大もファンブルして今度は神戸大学に攻撃権が・・・　おあいこということで。クォータータイム。

　2Q、神戸大学は京大陣まで入ってきました。パスが決まって大きくゲイン。ここはTDには至らず、神戸大学は4thダウンになってFGを狙います。ボールオンが24ヤードですので41ヤードの長い距離のキックとなります。京大もプレッシャーをかけてボールは右に逸れ神戸大学はFG失敗。ここから京大は攻撃が始まります。しかし、フレッシュが取れずにパント。攻撃権を失う代わりに陣地を回復させます。ボールのバウンドが悪く少し戻ってきてしまいます。京大陣36ヤードからの神戸大学の攻撃が始まります。LB#19水野君がナイスタックルでロスさせました。今日は何度もいいタックルをみせています。神戸大学もパスをビシッと決めてフレッシュ。京大陣30ヤード付近まで攻め込んでいます。前半残り時間2分16秒。ここで神戸大学はタイムアウトを取ります。神戸大学はこの大事なところでファンブルをしてしまい、神戸大学がかろうじてボールを確保しましたがロス。4ダウンになり神戸大学はこの長い距離のFGを今度は成功させます。

　神戸大学のキックで試合再開ですが京大リターナーの#1廣田君がビッグリターン。続く京大の攻撃はQBがパスを投げる瞬間（直前）にタックルされボールをこぼしターンオーバーが発生します。前半残り時間は1分3秒。このピンチをDB#25仲北君が救いました。またもターンオーバーが発生し大きくリターン。イエローフラグが飛びましたが、これは相手側のパーソナルファウルでさらに京大は15ヤード前に進みます。前半残り時間55秒。この場面ではタイムマネジメントの腕の見せ所かもしれません。WR#8札埜君にパスが決まり、ノーハドルで攻撃します。次はパス失敗なので時計が残り27秒で止まりました。4thダウンになりギャンブルです。オプションプレーでギャンブル成功。フレッシュを取りました。残り22秒。ここでQBサックを受けてしまいました。まだまだ若いチームですのでパスプロはこれからでしょう。京大はタイムアウトを取ります。前半残り時間16秒、ボールは相手陣40ヤード付近、2ndダウン20くらいの距離になっています。WR#2中山君にパスが決まりサイドラインを割りましたので時計が止まります。前半残り時間10秒。さらに前半残り時間6秒で4ダウン。ボールは相手陣35ヤード付近。ここはFGではなくギャンブルに。しかし、QBサックを受けて前半終了。3-3で折り返します。

（後半）

　後半は京大レシーブで始まります。#1廣田君がビッグリターン！相手陣35ヤード付近まで一気に駆け上がります。廣田君は全身で喜びを表しています。こういう経験がこれからの成長の源になるでしょう。QBは前半は#16前橋君、後半は#11中西君が先発します。中西君からRB#22辻君にハンドオフ。フレッシュが続きます。この2人はイヤーブックでは高槻出身（依藤フレッシュマンコーチが率いたアメフト名門校）ですが中西君がラグビー部、辻君が陸上部になっており何か不思議な縁というか、話は飛躍しますがクランボルツ理論を思い出してしまいます。それはさておき、RB柳川君がさらに2ヤードほど進めます。レッドゾーンも近づいてきました。メンバー交代でWR#8札埜君とRB#22辻君が入ってきました。何かとっておきのプレーがあるかなと思っていましたら、中西君から辻君にスクリーンパス。これでエンドゾーンまで約10ヤード。QBキープでTDを狙いますが止められてしまいます。神戸大学も粘ります。残り2ヤードくらいでしたが4thダウンになりFG。1回生のユニットはSN#14中嶋君、H#8札埜君、K#仲北君。イヤーブックでは中嶋君は陸上部と軽音楽部、札埜君は帰宅部、仲北君はサッカー部。アメフト初心者ですが日頃の練習成果を出して見事なキックです。大文字山をバックにしてボールはきれいな放物線を描きました（私の視点）。これで6-3になりました。後半最初のドライブでも得点をあげました。

　京大のキックでゲームが再開されます。相手リターナーに京大#22辻君がナイスタックル。これには今日は観戦中の藤田HCも大きな拍手。神戸大学はハーフライン付近まで進むも4thダウンになりパント。しかし、京大リターナーはボールを落とし神戸大学に奪われて神戸大学の攻撃は続きます。危険を察した場合はフェアキャッチの技をこれから身に着ければいいかと思います。これも経験。神戸大学はいい位置からの攻撃でしたが京大ディフェンスは踏ん張り、4thダウンにします。神戸大学はFGを選択します。ボールオンが12ヤードですので29ヤードのアテンプト。ここは決まり6-6の同点となりました。

　京大の攻撃になります。サイドからライン、ゴリゴリ行けと声が飛んでいます。RB#24赤田君がその声に押されたのかフレッシュを取ります。タックルを受けながらも数ヤード進みます。京大、IBMビッグブルーでエースRBとして活躍した髙木君を彷彿させます。ここで3Q終了。攻撃サイドが替わって最終Qになりました。

　ボールは自陣33ヤードで1stダウン10。RB#22辻君がパスを受けてそのまま右サイドを駆けあがりTD！　さすが陸上部、スピードもあり、今後の成長が楽しみです。PATも決まり13-6。京大キックで試合が再開しますが、相手リターナーはボールをこぼしリターンはできません。ゴール前3ヤード付近ですのでセイフティも狙えます。神戸大学も苦しい場所です。4thダウンになって神戸大学はパント。神戸大学陣30ヤード手前まで返すのがやっと。

　京大は得点のチャンスです。フレッシュマンコーチのヨリさんからゴリゴリ行け！と声が飛びます。京大はハドルに時間がかかったようでディレイを避けるためにチームタイムアウトを1つ使いました。TE#90徳野君がナイスブロックで走路を開けます。京大はFGを狙いますが、今度は失敗。

　神戸大学の攻撃に替わりますが、京大パスをDB#33宮出君がインターセプトか、と思われましたが相手のパス失敗。

　結局、神戸大学をパントに追いやり、試合残り時間4分12秒で再び京大の攻撃。神戸大学はナイスブリッツ。ロスしますが、RB#24赤田君にスクリーンパスが決まって大きくゲイン。残り時間2分半を切りました。ん？次はスペシャルプレーかな？ハンドオフされた赤田君からWR#1廣田君へのリバースプレー。しっかりとプレーがインストールされています。誉めてばかりいられません。大事な場面でしたが連係ミスも発生しました。QBが見ていない時にスナップされてしまいます。試合残り時間58秒で神戸大学はチームタイムアウトを取ります。京大攻撃は3rdダウン10の状況。ここで京大はフォルススタートの反則。5ヤード罰退してしまいます。逸る気持ちはわかりますが落ち着いて。これも経験。QBキープでしたがサックを受けて大きくロスしました。タイムアウトを使い切った神戸大学は時計を止める術はありません。残り時間は30秒を切りました。京大はディレーオブゲームになるギリギリでチームタイムアウトを取りました。できるだけ時間を流し失点のリスクを減らす作戦です。残り9秒です。4thダウンでしたのでパントを蹴りボールを相手陣深くまで押し返します。相手も時間が足りず13-6で試合終了。

 （写真）

　　写真のページ（PW）

（メンバー表）

　　京大メンバー表（スターティングメンバー）

　　京大メンバー表（全体）　前回と番号が変更になっている人がいます。

　　メンバー表１（顔写真入り）

　　メンバー表２（顔写真入り）

（今年度の神戸大学（JV戦）の様子）

　9/19　31-0　（観戦記はこちら）

   （2023.12.4アップ）