2023年10月1日 甲南大学戦(平和堂HATOスタジアム)


 試合会場は今年4月に開場された新しいスタジアムです。滋賀県彦根市にあります。15:00からの試合ということで国宝の彦根城観光に行かれたアメフトファンや保護者も多かったと思います。お城の天守閣からも試合会場がよく見えました。

彦根城の天守閣からもスタジアムがよく見えました。(立命館大と龍谷大の試合中)


(前半)

  甲南大がレシーブです。すなわち京大のキックで試合が開始されます。甲南大はリターナーからのリバースプレー。しかし、京大はしっかりと止めています。この甲南大のドライブは結局3&アウトで終わりました。続く京大の最初の攻撃、RB#32石塚君がランで4ヤードほどゲインします。さらに甲南大はオフサイドの反則で5ヤード京大は進みます。オプションプレーでトスしますが、ボールがこぼれました。なんとか京大がボールをキープしますが、これが影響し結局パントになります。K#12沢田君が蹴ったキックは相手陣5ヤードくらいで止まり、ナイスパント。甲南大の攻撃、フレッシュを取るもののフォルススタートの反則。ちょっと焦っているのかもしれません。甲南大QBが投げたパスを京大LB#47柿原君がインターセプト!攻守交替です。

 そして次の京大攻撃の1プレー目でWR#85上田君にTDパス決まります。PATも成功し7-0と先制します。京大のキックで試合が再開されますが、ボールが直接サイドラインを割りましたので反則となり5ヤード下がって蹴り直し。これが幸運をもたらしました。今度のキックで京大#34五十嵐君の強烈なタックルにより相手リターナーがボールをこぼします。それを#30下山君が確保し、レッドゾーン内のいい位置から再び京大の攻撃が始まります。パスを1回失敗後、RB#32石塚君がゴール前までボールを運びます。甲南大ディフェンスもゴール前で粘ります。京大はなかなか突破できません。3rdダウンになりました。RB#32石塚君がフェイクでQB#17泉君のキープによりTD。ゴール前で石塚君が連続して走っていましたので、それが効いたのかもしれません。1Q14-0とリードを拡げました。

 

  2Q、甲南大はスクリーンパスでその後のランが素晴らしく大きくゲイン。自陣45ヤードからの1stダウン10。甲南大のパスは京大DB#25仲北君がもうちょっとでインターセプトできそうでしたが、相手パスを失敗させます。甲南大はリバースプレーでボールをこぼし、それを京大DL#96青井君が確保。またもターンオーバーです。QB#17泉君が走ってフレッシュ獲得。甲南大ディフェンスも奮起しますが、京大はじりじりと進んでいきます。レッドゾーンに入ってきました。そしてWR#8杉浦君にパスが決まりゴール前3ヤードまで。QB#17泉君のキープはインチで止められました。ここでRB#42長田君が中央を突きTDPATも決まり21-0と大きくリードします。前半残り534秒。

  前半残り時間3分を切って再び京大の攻撃。RB#32石塚君が華麗に走ります。3回のランで相手陣まで入ってきました。WR#81阿部君にパスが決まり、残り15ヤードほど。前半残り時間は1分少々。もう1本ほしいところです。そしてWR#85上田君にパスが決まりました。ナイスキャッチです。前半で4本のTDを取り28-0になりました。油断は禁物ですが、気持ちには余裕ができました。


京大、最初のタッチダウンはWR#85上田君へのパス


相手リターナーに#34五十嵐君が強烈なタックルをしてファンブルを誘い、そのボールを#30下山君が確保


ゴール前の攻防

RB#32 石塚君がフェイクで


QB#17泉君がキープでタッチダウン!


DL#96青井君が相手のファンブルしたボールを確保して攻守交替


エンドゾーン手前、RB#42長田君が中央を突いてタッチダウン


K#12沢田君のPATのキック


前半、残り時間わずか

QB#17泉君から


WR#85上田君へのパスでタッチダウン

(前半28-0で折り返します)


(後半)

 後半は京大レシーブです。この京大の攻撃ドライブでファンブル発生。京大陣で甲南大が攻撃を開始します。3rdダウンコンバージョンで相手パスを京大LB#53石田君がナイスパスカット。4thダウンにしてパントに追いやります。いや、FGを狙います。ボールオンが40ヤードですので17ヤード足して57ヤードのFGアテンプトになります。かなりキック力のあるキッカーなのでしょう。しかし逸れてFG失敗で攻守交替。京大は自陣40ヤードからの攻撃。京大はホールディングの反則で10ヤード罰退しますが、WR#85上田君にパスが決まります。フレッシュには至りませんが1stダウン更新まであと1ヤード。そしてQB#17泉君が空中回転して1ヤードを取ります。相手陣まで入ってきました。さらに泉君がスクランブルで再びフレッシュ。次のプレーもデザインされた感じではなくスクランブルのようですが、なんとTD40ヤードは走りました。リプレーが大型ビジョンに映し出されますが、#81阿部君と#88吉田君がナイスブロックで走路を空けています。フレッシュマンコーチの依藤コーチがかつて指導されていた高槻アメフトのWRはワイドブロッカーとして呼ばれているという話をされていましたが、京大WRもアドリブに合わせて泉君と息ぴったりという感じです。K#12沢田君のキックも安定しています。スナッパー#29鈴木翔大君、ホルダー#88吉田君の縁の下の力持ちも忘れてはいけません。35-0になりました。

 京大キックを甲南大はギリギリのところでフェアキャッチ。最近はルール改正されタッチバックになるようです(この試合、前半でもありました。)。甲南大はこのドライブ、頑張って完成させTDです。35-7。この後の甲南大はオンサイドキックを蹴りますが、京大#30下山君がしっかりボールを確保。バウンドしたボールがすっぽり腕の中に吸い込まれました。相手陣43ヤードからの京大の攻撃になります。QB#18浦田君が入っています。RB#23小林君にハンドオフ。小林君が中央を突き、大きくゲイン。相手陣29ヤード付近。いろいろメンバーを試しています。結局、4thダウンになりFGK#12沢田君がきっちり決めて38-7

 

 最終Qになりスタジアムにも照明が入りました。甲南大の攻撃、4thダウンになりギャンブル。残り1ヤードでしたが京大ディフェンスが頑張り不成功。ターンオーバーで京大の攻撃になります。QB#18浦田君はロースターではDB登録でした。イヤーブックをみると岡崎高校のサッカー部。QBはパスを投げますので野球部出身が多いような気がしますが、そもそも身体能力が優れているのでしょう。今後に期待です。RB#23小林君がフレッシュ獲得。ここで1回生RBが出てきます。RB#43柳川君が1ヤード、RB#19辻君が5ヤードほどゲインします。二人ともJV戦ではその片鱗をみせています。辻君は高槻高校ですがアメフト部ではなく陸上部出身。甲南大のオフサイドの反則で5ヤード進んで1stダウン。甲南大はスナップ前の反則が4回くらいありましたが、こういうミスはもったいない。QB#18浦田君からWR#82山路君にパスが決まりフレッシュ獲得。RB#3前川君がナイスラン。しかし、浦田君がQBサックを受け大きくロス。4thダウンになりパント。これがエンドゾーンまで転がりタッチバック。この甲南大の攻撃ドライブは順調に進みます。残り時間は1分半で京大陣39ヤード地点。甲南大はタイムアウトを取って時計を止めます。ノーバックでWR5人。レッドゾーンは目前。試合残り時間119秒。甲南大は意地でもTDを奪いたいところ、京大はそれを阻止したいところ。TDパスが投げられましたが大型ビジョンに映し出されたリプレーではキャッチの時に白線を踏んでいました。試合残り時間38秒で4thダウン。エンドゾーンまで16ヤード。今度はTDパスが成功。この意地の対決は甲南大が勝ちました。

試合は38-14で京大の勝利。4Qでは1回生も何人か出てきました。よい経験になったと思います。夕空に浮かぶ彦根城が両チームの健闘を讃えているようです。少し秋の気配も感じられるようになってきました。次戦以降も期待しています。


3rdダウン1でフレッシュを取りにいくQB#17泉君(見事な空中回転、怪我にだけは気を付けてください)


スクランブルでTDを取る泉君

WR阿部君と吉田君のブロックも良かった


後半途中から#18浦田君がQBとして登場


3Q、京大はFGで3点を追加(キッカー#12沢田君)


DB#25仲北君(1回生)

春の立命館大戦にはキッカーとして出場


RB#23小林将也君

いい走りです


QB#18浦田君からRB#19辻君(1回生)にハンドオフ

 


 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

 14 14 10

0

38

神戸大学

0

0

7

7

14

 


 次節は10月14日(土)、龍谷大学と対戦します。たけびしスタジアムで12:10キックオフ。この勢いで勝利を重ねていってください。


 (写真)

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(メンバー表)

  京大メンバー表(スターティングメンバー)

  京大メンバー表(全体)

  メンバー表1(顔写真入り)

  メンバー表2(顔写真入り)

  メンバー表3(顔写真入り)

  メンバー表4(顔写真入り) 

  

(スタッツ)

  ギャングHPにリンク

 

(過去の対戦の様子

 2022年秋 20-0 勝利

 2018年秋 28-3 勝利

 2017年秋 49-3 勝利

 2017年春 24-14 勝利

 2016年秋 17-20 負け

 

(ネットニュース

    日刊スポーツスポニチ

 

(ハイライト動画

 https://youtu.be/Lfg-_Z0f5OI

 

   (2023.10.2アップ)