2023年11月25日 立命館大学戦(万博記念競技場)


(前半)

 立命館大レシーブで試合が始まります。立命館大の最初のドライブは順調にゲインを重ねていきます。TDパスが投げられ京大にパスインターフェアの反則が発生します。まあ、ここは仕方がない状況です。ゴール前で立命館大すぐさまセットし、ノーハド?の素早いプレーに入りますが速すぎたのかフォルススタートの反則になってしまいました。しかし、罰退も何のその、ランでしっかりとTDにつなげます。

 

立命館大のキックで試合が再開し#85上田君がリターンします。注目の京大のファーストプレーは・・、あれ?ノーバック。WR#8杉浦君にパスが投げられます。続く2プレー目もノーバック。自身が走るのかパスなのか。やっぱりパスでしたが失敗。この2プレーで右左と投げ分けます。えっ?次のプレーもノーバック。しかもレシーバーが4人くらい左に固まっています。ちょっと予想がつきません。結局、QB#17泉君が走りましたが1stダウン更新までわずかの距離を残して4thダウンに。京大の攻撃ドライブはいろいろありましたが3&アウトになりパント。#4宮川君がナイスタックルで相手にリターンさせません。この立命館大のドライブもロングパスなどでゴール前まで。京大ディフェンスも粘り4thダウンになりました。立命館大はギャンブル、この攻防は見ものです。崩れながらもエンドゾーンに運ばれ立命館大2本目のTDを奪われてしまいました。これで0-14。まだ1Qです。京大の2回目のドライブで返してほしいところです。WR#88吉田君にロングパスが決まり相手陣まで。しかし、ここも4thダウンになりギャンブル。残り2ヤード、QBスニークでフレッシュを取りに行きましたが届かず攻守交替。

 

2Qに入りました。立命館大の攻撃は続きます。立命館大はホールディングの反則で罰退しますが、ここもTDにつなげます。0-21と立命館大に大きくリードされてしまいました。

次の京大の攻撃こそはと思いましたがインターセプト。京大陣24ヤード付近の苦しい位置で相手に攻撃権を与えてしまいました。立命館大はこのチャンスを逃しません。さらにTDを重ねられ0-28

 

次の京大の攻撃ドライブこそは!京大はスペシャルプレーです。しかし、これが完全に裏目。インターセプトでまたも攻守交代。そしてこの立命館大のドライブも完成し、最後はQBキープでなんと0-35。前半終了まで354秒残っています。モメンタムを戻すためにも京大に1本欲しいところです。想いが通じたのかQB#17泉君からWR#85上田君にパスが通り、ランアフターキャッチも素晴らしくレッドゾーン内まで一気に入ってきました。スクランブルでQB#17泉君が走り、残り10ヤード地点まで来ました。そしてRB#32石塚君にパスが通りエンドゾーンまではあと2ヤードほど。観客席のボルテージもMaxに。パス1回失敗の後、WR#85上田君にTDパスが決まりました。倒れながらもナイスキャッチ。K#12沢田君のPATも成功し7点を返します。前半残り2分。

 

立命館大攻撃は4thダウンになりましたが得点に執着します。長いFGを狙います。ボールオンが34ヤードなので17ヤード足して51ヤードのアテンプト。距離は足りていましたがわずかに右にそれてFG失敗。

 

結局、前半だけで立命館大に5つのTDを許してしまいました。そのうち2つは自陣でインターセプトされ、その相手チャンスを確実にTDにつなげられたものでした。ハーフタイム時に映し出されたスタッツは立命館大が圧倒していることを示していましたが、前半最後に得点したドライブで京大の士気は大いに上がっていると思われます。 


K#12沢田君のキックで試合が始まります。


京大パント時に相手リターナーを止める#4宮川君


QB#17泉君からパスが投げられます。


WR#85上田君がナイスキャッチ


RB#32石塚君にパスが通りエンドゾーンまでは2ヤードほど


WR#85上田君にTDパスが決まりました。


(後半)

 後半は京大レシーブで試合が再開されます。後半最初のプレーはRB#32石塚君のラン。中央を突破し8ヤードほどゲインします。再び石塚君、フレッシュを取ります。またもノーバック、いやRB#42長田君がQBのそばに寄ります。長田君のドローでした。次もノーバック、今度はQB#17泉君がど真ん中を走りフレッシュ獲得。京大選手もナイスブロックでアシストします。続いてRB#32石塚君のラン。相手に止められますが京大オフェンスが「押しくら饅頭状態」で押し込んで、57ヤードのエクストラゲインを得ます。もちろん1stダウン。エンドゾーンまで14ヤード。QBキープで#17泉君が右隅を走り抜けてTD。これは素晴らしいプレーでした。凄いという言葉しか出てきません。本当に凄いです。14-35。やはり前半の失点が痛いところです。

 

京大のキックで再開。立命館大は大きく放物線を描いたボールをキャッチし、ここでリバース。ボールがこぼれましたが、なんとか立命館大がリカバーしました。どうもモメンタムは京大に傾いてきた気がします。立命館大を4thダウンに追い込み、立命館大のパント(たぶん、このゲームで初めての立命館大のパント)。京大のラッシュも素晴らしくもう少しでパントブロックというところでしたが、パンターが大きく蹴ってタッチバック。QB#17泉君が5ヤードゲイン。しかし攻撃続かず4thダウンになりパント。

 

3Qが終わりましたが、このQは立命館大に得点を許しませんでした。いよいよ最終Q4回生にとっては最後のQになります。

久しぶり?に立命館大がTDを奪い、これで14-42。立命館大のキックオフ。京大リターナー#85上田君がナイスリターン。自陣45ヤード付近まで来ました。WR#81阿部君にパスが決まりフレッシュ。ノーバック?いやRB#42長田君がシフトしてきます。立命館大のLBもしっかりと対応しています。3rdダウンコンバージョン。ここは大事です。おっとフォルススタートの反則。罰退します。ロングパスが投げられますがインコンプリート。4thダウンロングの状況でギャンブルプレーに行きます。パス失敗と思いきや、ここで立命館大の反則が発生。レイトヒットのアナウンスがありましたが、インプレー中のパーソナルファウルに訂正されました。思わぬところでオートマチック1stダウンを得ます。危険なプレーに対しては厳しい罰則があります。

 

京大は相手陣35ヤード付近からの攻撃開始。RB#32石塚君へのオプションプレーで3ヤードゲイン。パス失敗もあり4thダウンになりました。当然ギャンブルです。京大はタイムアウトを取ってプレーの確認をします。残りは7ヤードですがQB#17泉君からズバーンとパスがWR#85上田君に決まりフレッシュ獲得。ギャンブル成功です。そして#32石塚君にパスを通してTD。まさに電光石火の攻撃でした。K#12沢田君のPATも安定しています。21-42になりました。残り時間523秒。

京大はオンサイドキックを蹴りましたが直接アウトバウンズになったようです。またも好位置からの立命館大の攻撃。京大ディフェンスも粘ります。またもDB#24堀君がナイスタックル。結局TDは阻止しましたがFGを決められ立命館大は3点追加。

 

試合終了まで239秒。京大の攻撃が始まります。WR#85上田君にパスが決まり1プレーで相手陣に入ってきました。残りは10ヤードありますが当然ギャンブルです。ここは空いたスペースをQB#17泉君が走り、走り、走り、ゴール前8ヤード付近まで来ました。TDパス失敗の後、またしてもスクランブルでエンドゾーンまで1ヤード付近まできました。京大は最後のタイムアウトを取って時計を止めます。試合終了まで121秒。QB#17泉君からWR#81阿部君にTDパスが決まりました。この時点で27-45。京大は2点コンバージョンを狙います。しかし、タイムアウトを使い切ったこともありディレイオブゲームの反則を取られてしまいます。5ヤード下がって仕切り直し。パスが通らず2テコン失敗。京大は当然オンサイドキック。今度も決まらず、立命館大の攻撃。おそらくランで時間を消費する作戦かと思います。インフィールドなので時間がどんどん流れます。ここで何ということでしょうか。ファンブルが発生して京大DB#21井村君がボールを確保します。残り時間1秒で攻守交替です。ヘイルメリーパス(お願いマリア様パス)が投げられます。立命館大選手もそれを読んでいますのでエンドゾーン付近でのパスの奪い合いになります。結局、立命館大選手がキャッチし試合終了。


RB#32石塚君を京大が押し込んでエクストラゲインを得ます。


QB#17泉君が右サイドを一気に駆け上がりTD(3Q)


今度はRB#32石塚君のTD(4Q)


QB#17泉君がゴール前1ヤードの所までボールを運びます。


WR#81阿部君にTDパスが決まりました。


試合終了直前、相手ファンブルを


DB#21井村君が確保しターンオーバー


残り時間は1秒で京大は攻撃権を得ます。


QB#17泉君からヘイルメリーパス(お願いマリア様パス)が投げられます。


さあ、誰が捕るか


立命館大#29の選手がインターセプトし試合終了


 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0

7

7

13

27

立命館大学

14

21

0

10

45

 


 気温は日が暮れてから一気に冷え込んできましたが、最後は熱戦のゲームになりました。引退する4回生は2020年入学からコロナ禍の影響をもっとも受けた年代といえるかもしれません。新歓行事おろか学生生活にもいろいろ制限があった中で4年間立派にやってきたことは誇れます。また主将としてチームを引っ張って来てくれた泉君、副将の渋谷君、スタッフ、関係者の皆様、お疲れさまでした。ギャングではその年の主将の名前を冠として〇〇組と名付けられていましたが(今もあるかどうか知りませんが)、今シーズンの泉組に感謝したいと思います。

 毎年、引退の時期は「来年からはこのメンバーは見られない」という寂しさがあるのですが、一方で新チームへの動きもこれから本格化してくることでしょう。1年間の感謝とこれからの期待を込めて今年のレギュラーシーズンの観戦記を終わりたいと思います。

 

泉組の皆様、お疲れさまでした。


 (写真)

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(メンバー表)

  京大メンバー表(スターティングメンバー)

  京大メンバー表(全体)

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(スタッツ)

  ギャングHPにリンク

 

(過去の対戦の様子

      京大 立命館大

2022年  14 - 28

2019年  13 - 24

2018年  7 - 24

2017年  17 - 66

2016年  3 - 28

2015年  0 - 44

2014年  7 - 38

2013年  20 - 2(勝利)rtv

2012年  0 - 29

2011年  0 - 10

   ↑ 西暦の上をクリックするとその年の観戦記が出ています。 

 

(ネットニュース

 スポニチ

 

(ハイライト動画

 https://youtu.be/QfA4bXdfnx8

 

(泉君インタビュー

 https://youtu.be/WzZIOLnSpv0

 

  (2023.11.26アップ)

 

 

(雨太夫さんの動画

    https://youtu.be/RQUEho1d_t0

 

 (2023.11.29アップ)