2023年9月3日 近畿大学戦(MK TAXI Field EXPO)


 さあ、2023年のレギュラーシーズンが始まりました。昨年、くじ引きにより4位相当となった京大は同じく5位になった近大と対戦します。今シーズンを占う大事なゲームです。新チームの活躍にワクワクします。

キャプテンQB#17泉君、バイスキャプテンDL#93渋谷君がコイントスに出てきます。コイントスに勝って京大リターンで試合開始。前試合の立命館vs神戸大学戦が白熱してキックオフが10分ほど遅れました。ナイターでのゲームになります。

 

ところでユニホームの色が少し変わりました。2013年に昨年までのユニホームになり(マイナーなチェンジはありましたが)、10年を経ました。今回のユニホーム(脇のあたり)は昔のグリーン・グレーの時代の緑色に近い印象を受けました。


(前半)

 近大のキックは風にも流されたのか、直接サイドラインを割ってアウトオブバウンズになり、京大は35ヤードからの攻撃となります。2023年秋の最初のプレーは京大伝統のランで始まりました。RB#42長田君がゴリゴリ進んでナイスゲイン。もう少しで1stダウンというところまでキャリーします。今日の活躍が期待されます。その後、順調にゲインを重ねていきましたが、ファンブルが発生してターンオーバー。昨年の近大戦でも4回くらいターンオーバーが発生し京大が自滅して負けました。その時のことが思い出されてしまいます。結局、相手に移った攻撃ドライブで最後はワイルドキャット(スナップを受けた選手はRB登録)でTDを決められ、7点先取されました。京大のミスが相手の得点に結びつきました。

 

相手キックはまずまずでリターンもあまり出来ません。QBサックを受けてロスし苦しんでいましたが、WR#81阿部君にパスも決まります。そして昨年のリーディンラッシャーの泉君がランで稼ぎます。相手陣まで入ってきました。4thダウンになりますがギャンブルを選択。ここで相手のオフサイドの反則などがあり5ヤード進んでラッキーな1stダウン。相手がもたついているこの場面で京大のリバースプレーが炸裂。RB#42長田君ではなくWR#85上田君が駆けあがります。相手の好守もあり、フレッシュまであと2ヤードくらいでしたが、そのまま抜ければTDもあったと思います。その後、きっちりと1stダウンを取ります。RB#42長田君が好調で、エンドゾーンまであと少し。

 

2Qになりました。RB#23小林君が中央突破を試み残り5ヤードまで。そして秋の最初のTDRB#42長田君が決めます。2回生で著しい成長を遂げている選手の一人と思います。K#12沢田君も落ち着いて蹴ってPAT成功。これで7-7の同点に追いつきました。

 

 京大キックで試合再開。ボールはエンドゾーンまで届きタッチバック。近大陣25ヤードからの攻撃となります。近大のRBが右サイドを駆けあがります。京大陣深くレッドゾーンまで攻めてこられました。ここで近大はまたもワイルドキャット。素早いランで攻撃してきましたが、京大LB#54遠藤君がしっかり読んでいました。3rdダウンコンバージョンでLB#47柿原君が相手にフレッシュを許さず、この場面は近大のFGに留めます。相手に3点が追加され7-10となりました。前半終了まで445秒。まだまだ大丈夫です。

 

 続く京大の攻撃ドライブ。QB#17泉君とRB#42長田君がヤードを稼ぎます。前半終了まで126秒。自陣ですがTDを取るには十分な時間です。1分を切りました。まだFGを狙えるところまでは来ていません。RB#42長田君のランが冴えています。1stダウン、残り32ヤード。さらにWR#88吉田君にパスが成功し、前半残り時間40秒。エンドゾーンまではあと5ヤードほどです。そしてQB#17泉君が手を伸ばしてエンドゾーンにボールを入れます。TD!! 近大は攻撃せずに時間を流して前半終了。14-10で少しだけ京大がリードしているという状況で折り返します。


コイントスの結果、京大レシーブで試合が始まります。

キャプテン泉君とバイスキャプテンの渋谷君


京大ファンブルで攻守交替後、近大がワイルドキャットフォーメーションでTDを奪います。(QBの位置にRB#0の選手が入って直接スナップを受けます。)


本日大活躍のRB#42長田君


ここぞという時に頼りになるQB#17泉君の走り


秋のレギュラーシーズン、最初のTDはRB#42長田君


溌溂プレーの京大ディフェンス

LB#54遠藤君がドンピシャで止めています

 


QB#17泉君からWR#88吉田君にパスが投じられます。


ナイスキャッチ!

スピンしながらエクストラゲインを得ます。

(前半残り40秒)


QB#17泉君がコーナーぎりぎりにボールを通過させてTD!

14-10で前半終了


(ハーフタイム時)

Global Gold September Campaign~ 世界小児がん啓発キャンペーン ~

が行われました。スマホのライトを灯して小児がんの患者さん、ご家族、医療関係者等の皆様を応援しようという企画です。関西学生アメフト連盟のHPにも記載されています。

https://www.kansai-football.jp/news/5850/

 

グランドの照明が少し落とされ、両方の観客席のスマホのライトが揺れました。希望の光となりますように。



(後半)

 後半は京大キックで試合再開。ここもタッチバックになります。近大は自陣25ヤードからの攻撃。パスが京大選手にインターセプトされかけてのですが、弾かれたボールは近大選手の手の中に。京大にはアンラッキー、近大にはラッキーなプレーになりました。その後、近大は4thダウンになりギャンブルを選択。成功させ攻撃は続きます。またも4thダウンに追い込みました。しばらくはパント合戦になりましたが、近大のパント時に京大選手にボールが触れてしまいました。イリーガルタッチとなり、ボールは近大が取ってもよいことになります。京大陣深いところでのターンオーバーで京大のピンチになりました。京大はタイムアウトを取り落ち着かせます。3Q残り51秒。京大陣30ヤード付近からの近大の攻撃となります。TDパスが投げられます。近大のレシーバーはキャッチとともにエンドゾーンに倒れ込みTD成功。またも京大ミスから相手の得点につながりました。14-17と再逆転されてしまいました。

 

 いよいよ最終QQB#17泉君はここぞという時にキーププレーでフレッシュを取ってくれます。しばらくパス失敗が続いていましたが、WR#88吉田君にパスが決まってフレッシュ獲得。近大はイリーガルフォーメーションやオフサイドの反則が目立ってきました。京大は相手陣深くレッド―ゾーンに入ってきました。そしてまたもRB#42長田君がランでTD。試合終了まで415秒。21-17と再々逆転です。ちょっと時間が残っているのが気にはなります。京大ディフェンスも必死に守ります。相手QBからピッチされたボールをしっかりと見極めDL#1岩田君もよい反応をしています。スピード系のDLでしょうか。DB#30下山君もナイスタックル。相手の4thダウンでDB#31三瓶君がドンピシャで止めました。近大はギャンブル失敗で攻守交替。試合終了まで2分を切りました。京大はランで時間を費やしながら攻撃します。近大はタイムアウトを使って時計を止めますが使い切りました。京大は再度フレッシュを獲得し、あとは25秒計とにらめっこしながら、できるだけ時間を使いながら攻撃。最後はニーダウン2回で時間を使い切り21-17となんとか勝つことが出来ました。

  

 秋の初戦に勝ったのは2018年の甲南大戦以来でしょうか、5年ぶりということになるかと思います。次はいよいよ神戸大学。国立大学同士の意地がぶつかり合います。立命館大学と接戦を繰り広げたチームですので実力は相当なものです。春の対戦でも接戦でした。次の試合は今シーズンの成り行きを決めると言っても過言ではない重要なものになると思っています。

9/17、王子スタジアム12:10キックオフ。

がんばれギャング!


相手ワイルドキャットでRB#0の選手を止めるLB#58友井君


近大の1発TDパスを相手WRがナイスキャッチし、エンドゾーンに倒れ込みます。


上記TDで逆転し、近大がリードしました。


最終Q

京大RB#42長田君が


自身本日2本目のTDで再び逆転


K#12沢田君のPATも安定しています。

(SN#29鈴木翔大君、HOL#88吉田君)


DB#31三瓶君


相手4thダウンになり、ギャンブルに来ますがそれを阻止する京大ディフェンス


止めました!

これで攻守交替


RB#42長田君がランで時間を消費

フレッシュも獲得し、これで勝利を確信


最後はニーダウンで時間を流し、観客席からは勝利のカウントダウンが聞こえます。


 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 14 0

7

21

近畿大学

 7

3

7

0

17

 


 (写真)

  写真のページ(PW)

  

(メンバー表)

  京大メンバー表(スターティングメンバー)

  京大メンバー表(全体)

  

(スタッツ)

  ギャングHPにリンク

  

 (過去の対戦結果
 これまでの近大との対戦成績は以下です。なぜか接戦になることが多い対戦相手です。

 2022年秋 29-31で敗戦

 2019年秋 10-3でなんとか逃げ切り勝利

 2018年秋 0-17で完封負け

 2015年秋 試合終了2秒前に逆転FGで34-32の劇的勝利

 2015年春 17-21で敗戦

 2014年秋 19-27で敗戦

 2013年秋 14-10で辛勝

 2012年秋 31-17で勝利 

 

 (過去の対戦の様子

    2022年秋2019年2018年2015年秋2015年春2014年2013年2012年

 

(ネットニュース

    日刊スポーツスポニチ

 

(ハイライト動画

 https://youtu.be/rmHwRkeJDjY

 

   (2023.9.5アップ)


(雨太夫さんの動画)

   https://youtu.be/VKD-07RQBNo

(2023 /9/8アップ )