今シーズンも残り2試合になりました。今日は関大と対戦です。 天気は少し時雨(しぐれ)がありましたが、後半は持ち直しました。15:00キックオフですので、後半には照明が入りました。
(前半)
コイントスに勝ち京大のレシーブで試合が始まります。関大のキックはエンドゾーンに届き、京大はタッチバックにします。注目の京大の1stプレー。関学戦ではパスから入りましたが今日はどうでしょうか。WR#88吉田君がモーションしてきます。その後ろでRB#32石塚君にハンドオフ。ランでしたが関大にドンピシャで止められてしまいました。次はパスですが失敗。3rdダウンになりましたが、ここでWR#81阿部君にパスが決まりフレッシュ。その後も阿部君にパスが決まっていき相手陣に入りました。そして次はWR#88吉田君にパスが決まりフレッシュ。ここでナント京大はロンリーセンターのフォーメーションで相手を混乱させます。QBを守るオフェンスが左に集結し、右にレシーバーが固まっています。ほとんどノーハドルで相手に考える隙(タイムアウトを取る余裕)を与えずすぐにプレーしてパスを受けたWR#85上田君が右サイドに走り込んでTD!
この超がついてもいいほどのスペシャルプレーが見事に決まりました。2015年の立命館大戦で京大は一度このフォーメーションをしようとしたことがありました。その時はすぐにシフトして結局、謎が残ったのですが、ロンリーセンターの解説はその時の観戦記からもリンクしています。同じ年の関学戦ではロンリーセンターを成功させ、その後の白根君へのTDパスにつなげています。今回は上田君がスナッパーで3人並んだWRのステレスとして紛れ込んでいました。当然、誰もカバーについていません。前節の関学戦でもドラゴンフライがありましたが、京大も奇襲攻撃をいろいろ仕掛けてきます。(ロンリーセンターに関しては2018年秋後半に立命館大戦でTDを取られたことがあります。また2019年プレシーズンでも西南学院大学戦で仕掛けられたことがあります。観戦記にリンクしましたのでご興味があればご覧ください。数年に1回くらいは見る印象です。)
K#12沢田君のPATも決まり最初のドライブで7点を先取します。続いて京大のキックオフで試合が再開されますが、ここで意表を突くキック。相手めがけて低い弾道で蹴り、弾いたボールを#31三瓶君がリカバーしましたので京大の攻撃が続きます。最初はオンサイドキックかと思ったのですが、相手のワンタッチ狙ったキックのようです。相手に触れた瞬間にボールはフリーになります。このドライブもパスとランでレッドゾーンまで来ましたが4thダウンになりギャンブル。まだ5ヤードくらい残っています。ここでWR#81阿部君にパスが決まりギャンブル成功。エンドゾーンまで残り15ヤードになりました。この場面もTDを連取してほしかったところですが、関大のディフェンス陣も落ち着きを取り戻して粘ります。またも4thダウンになりました。今度はFGを狙います。ボールオンが25ヤードなので17ヤード足して42ヤードのアテンプトになります。K#12沢田君は落ち着いて蹴り、3点を追加して10-0とリードを拡げました。しかし、2Qになり簡単にTDを返されます。関大QBはロールしながらTDパスを投げました。イエローフラグが飛びましたが、ラフィングザパサーの京大のパーソナルファウルでしたのでTD成立。次のプレーで罰退するとアナウンスがありました。
京大、またも4thダウンになりギャンブル。しかし失敗でターンオーバー。関大も4thダウンになりFGを狙います。ボールオンが35ヤードなので17ヤード足して52ヤードと長い距離になります。ここは不成功で相手に点が入りませんでしたが、さらに前半終了4秒前にFGを決められ、10-10の同点で試合を折り返します。
ロンリーセンターの攻撃
スナップしたWR#85上田君がQB#17泉君からのパスを受け
見事TD!
意表を突いた超スペシャルの攻撃でした。
K#12沢田君のPATも成功し、7点を先取します。
意表を突いて相手めがけて強く蹴る沢田君
案の定、相手を強襲したボールはフリーになり
それを#31三瓶君がリカバーし、京大の攻撃が続きます。
WR#8杉浦君がナイスキャッチ
RB#32石塚君のラン
(後半)
モメンタムは関大に傾いているようです。後半最初の関大のドライブでもTDを奪われ、今度はリードを許してしまいます。この流れを断ち切ってほしいのですが、関大のオフェンスを止められず、また京大のオフェンスは関大ディフェンスに押されています。気が付くと関大に3Qで14点(TD2本)、4Qで10点(TD1、FG)と大量に点を取られ、一方の京大は1Qの怒涛の攻撃以降は鳴りを潜めてしまいました。4Qでは意地の攻撃を見せましたが、TDパスがエンドゾーン内でインターセプトされ万事休す。終わってみれば10-34。完敗といってもよいでしょう。次は最終戦の立命館大戦です。最後に勝ったのは2013年でしたので10年ぶりの白星を期待しています。
なお、試合とは関係ないのですが、JR茨木駅からバスに乗って会場に行きましたが、バスが大幅に減便されていました。以前は土日では15分に1本ありましたが、阪急バスが撤退し、さらに運転手不足がニュースにもなっていますが、その影響かどうかはわかりませんが、10/21以降は近鉄バスも60~90分に1本のような状態になっています。このルートを利用される方は十分ご注意ください。
WR#89植野君がレシーブ
QB#17泉君からWR#88吉田君に
パスがヒットします。
さらにQB#17泉君から
WR#88吉田君にパスが通ってゴール前まで。
次も吉田君へのTDパスでしたが、さすがに3度目は通用せずエンドゾーン内でインターセプトされてしまいました。
(しかし、この4回生のホットラインは素晴らしく何度もチームを助けました。)
QB#17泉君のラン。関大ディフェンスのマークも厳しかったのですが、いざという時の伝家の宝刀。
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
|
京都大学 |
10 |
0 |
0 |
0 |
10 |
関西大学 |
0 |
10 |
14 |
10 |
34 |
(写真)
(メンバー表)
京大メンバー表(スターティングメンバー)
京大メンバー表(全体)
(スタッツ)
(過去の対戦の様子)
京大 関大
2022年 14-42
2021年 14-35
2020年 16-24
2019年 7-38
2018年 30-21 京大勝利
2017年 13-10 京大勝利
2016年 20-24
2015年 3-40
2014年 12-14
2013年 10-24
2012年 14-26
2011年 44-20 京大勝利
↑ 西暦の上をクリックするとその年の観戦記が出ています。
(ハイライト動画)
(2023.11.12アップ)
(雨太夫さんの動画)
(2023.11.19アップ)